群青
いつか隅の方に置いた罪状が
もはや骨の髄まで染みてんだ
並びきれずはみ出した残像が
この空のどこかで笑ってんだ
困ってしまうよな
とうの昔に決まり事な未来なんてさ
泣きたくなるよな
とおの頃に拒絶された記憶なんてさ
君を乗せて来たはずの頑丈な
魂もないような鉄の塊たちを
実は僕も夢のなかでは白状な
我儘を振り回して壊してんだ
困ってしまうよな
とうじつの朝に気づく失物なんてさ
泣きたくなるよな
とうぶんの間は閉じた宝箱なんてさ
だけど君が言い放った惨状が
僕の奥の奥の僕を覚ますんだ
そして僕に賭した血の群青が
君の芯を守り抜けと叫ぶんだ
たとえ針金細工の世の現状が
君を望んだ罰だと揶揄っても
まして重なった未来の相乗が
僕を失う事になると謳っても
過ぎ去った日々を呪う陳情が
君に宿ってたって気にすんな
解き放って輝き出した感情が
僕に生き渡るまで待っててな
君と僕となら永遠を誓えるさ
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