第24ニャ【おやすみニャ〜】
お風呂でサッパリ、ぬ子は濡れた髪のまま、すばりの待つ部屋に足を運んだニャ
すばりはそんニャぬ子を見てはやれやれといった表情を見せたニャ。ぬ子がそれを見て瞳を瞬かせていると、すばりはぬ子に言ったニャ
「髪、乾かしてやるから、前に座るがいい」
「ニャ、別にこのままでいいニャよ」
「風邪をひいてしまうだろ」
「ひいたらすばりにうつすから安心ニャ」
そうは言ったものの、すばりの鋭い眼光に負けて大人しく座ったぬ子。すばりに背を向けてニャ
でもでも、この体勢……尻尾が。また握られたらびっくりしちゃうから、とりあえず前に回して自分の尻尾をモフモフするニャ
そんニャことをしていると、すばりがドライヤーでぬ子の髪を乾かしはじめたみたいニャ。あたたかい風が濡れた髪をどんどん乾かしてく。
気持ち良いニャァァ〜
「本当に妹みたいなやつだな」
「い、妹じゃニャいもん、ぬ子の方がお姉さんニャんだからニャ?」
「ほら、少し下を向け。首元も乾かさねば」
「ニャ、くすぐったいニャ〜、すばりのえっち」
「何故そうなる」
はぅ〜、ぬ子は全てを捧げたニャ
そして、今夜これから——
「ニャふふふ、ニャふふふん」
「よし、完了だ。我は疲れたしもう寝る。ぬ子も早目に眠るがいい。明日は更なる未知が待ち受けているのだからな」
そう言ってすばりは眼鏡を外し、ソファで横にニャったと思うと、一瞬で小さな寝息を立てる
……って、え、寝たかニャ!? 早っ!
ちょっと、
「トキメキ返せニャ、馬鹿すばり」
ふん、どうせぬ子は妹扱いですニャ
不服ではあるけど、とりあえずぬ子も疲れたし、ベッドでゆっくり……眠……る、ニャ……
ふニャ、ふかふか
お父ちゃんのお腹みたい、ううん、お母ちゃんのおっ○いかニャ〜
おやすみ、————すばり
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