嫉妬?

 品川さんと帰った後、何故か一日中お姉ちゃんに口を聞いて貰えなくなり、僕が死にそうになってた翌日、僕はいつも通りに朝、1人で学校に行き、教室で1人席に座って寝てる振りをする。


 はぁ〜 今日はお姉ちゃん喋ってくれるかな〜

喋ってくれないと僕、寂しさのあまりそろそろ死ぬよ?


「おい! お前昨日、品川さんと荒井会長と一緒に帰ってただろう?」


僕が寝てる振りをしてると、同じクラスの男子生徒が話しかけてきた。その男子生徒は品川さんがいつもいる男女グループの中の1人だった。それよりも何だコイツ? 何でこんな喧嘩口調なんだ?


「確かに、昨日は品川さんとお姉ちゃんと一緒に帰ったね」


「お、お姉ちゃん? …何だ?お前、荒井会長と姉弟だったのか?」


クラスの男子生徒は僕とお姉ちゃんが姉弟だった事に驚いたのか、 目が見開いている。


「な、なるほどな…お姉ちゃんだから、一緒に帰ってたのか… 荒井会長との関係はわかった… でも品川さんとは、お前一体どう言う関係何だ? 教えろ!」


だから、何でそんな喧嘩口調何だよ? コイツいつも、そんな話方してるのか? よく、友達ができたなー 品川さん、何でこんな奴と仲良くしてるんだろ?


「どういう関係って…品川さんとは、僕と同じクラスメイトっていう関係だよ 昨日は品川さんに誘われて一緒に帰ってただけだ」


「え? ちょ、ちょっと待ってくれ…お前昨日、品川さんに一緒に帰ろうって誘われたのかよ?」


「誘われたな それで一緒に帰っただけだ」


「う、嘘付くなよ!! お前みたいな奴が品川さんに一緒に帰ろうって誘われる訳無いだろ!?」


「そ、そんな事言われても…」


何だ?コイツ すっげーめんどくせーー それと何だよ!? お前みたいな奴って! 僕みたいな地味な奴が品川さんと仲良くなれる訳ないって!? 悪かったな!! 地味で!! でもこんな僕でも昨日は品川さんと一緒に帰れたんだよ!! どうだ!参ったか!! 地味男を舐めんなよ!!


「とにかく!! お前が品川さんと仲良くなれる訳無いからな!! どうせ、お前が品川さんと仲良くなりたい為に、昨日一緒に帰ろうって誘ったんだろ?それで、一緒に帰れて、これで品川さんと仲良くなれるって思ってたら、それは大きな間違いだからな!!」


男子生徒は、そう僕に吐き捨てると、自分の仲間グループに戻って行った。あいつは僕に何を言いたかったのだろうか?


「荒井君!! おはよう!! 昨日は一緒に帰ってくれてありがとね!!今日も1日頑張ろうね!!」


僕は、先程自分に話しかけてきた男子生徒について考えていると、品川さんがニコニコ笑顔で僕に挨拶をしてきた。彼女は僕に挨拶を済ませると自分の席へと戻って行った。先程、僕に話しかけてきた男子生徒の方を見てみると、信じられないものを見たような顔をしている。


その男子生徒は僕の方をギロッと睨み付けてくる。もうー この人怖いよ〜





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