第74話  ★

*えちちです。ご注意ください。





「あんっ──あんっ──タ、タックぅ。ひんっ」


 ルーシアを後ろから抱え込むようにして、今は執拗に彼女の胸をまさぐった。

 それだけだ。

 ただひたすら胸の頂を攻めるだけ。


 右も左も、ぷっくりと膨らんだ頂きのそれを摘まんで転がして、また摘まんで。

 手のひらでは収まり切れない大きな果実を、時折下から持ち上げるようにして揉む。これが柔らかくて凄く気持ちいい。


「あっ、あっ、あぁんっ。じ、焦らさないでぇ」

「いや、まだまだ」


 摘まんで伸ばして手を離すと、弾力のある胸はぷるんと揺れた。


「はぁうんっ」


 それから大きな二つの果実を、円を描くようにして揉みしだく。

 ちらりと横を見ると、僕らの行為をアーシアが物欲しそうに指を咥え見ていた。

 ルーシアの乱れる姿をアーシアがよく見えるように、座る位置を少しずらす。

 するとアーシアの表情が変わる。

 恥じらうような、それでいて歓喜しているような顔。


 これは──うん、凄く興奮する。

 胸をまさぐる動きは早くなり、頂きを摘まむ動作を交えるとルーシアの喘ぎ声が大きくなっていった。

 すると右手を掴まれ、ルーシア自身の手で下半身へといざなわれる。


「し、してぇ……」

「ん? 何をすればいいの、ルーシア」

「はぁん、い、いじわるぅ」

「何をして欲しい?」


 彼女の狐耳へと顔を近づけ囁く。そしてピコピコとよく動く耳を甘噛みした。


「ひうんっ」


 ビクンと大きく仰け反り、こちらへ背中を預けるように倒れ込んできた。

 その目が僕を見つめ、涙交じりに訴える。


「してぇ……タックの指で、もっと気持ちよくしてぇ」

「仕方ないなぁ。じゃあパンツ脱ごうか?」

「うん」


 ルーシアがお尻を浮かせ、その間に僕が彼女のパンツを脱がしていく。

 体操座りにさせ、膝を広げる。

 もちろん、アーシアによく見えるような角度でだ。


「ア、アーシアにぃ、見られてるぅ」

「姉妹だろ? いいじゃん」

「で、でもぉ、恥ずかしいぃい」

「いつも三人でやってるじゃないか。改めて見せるからって、どうして恥ずかしがることがあるんだよ」

「そ、それとこれとはぁ、別なんだか──ぁあっ」


 でもでもだってと言うルーシアの股の間に手を滑り込ませる。

 そこは十分過ぎるほどに濡れていて、僅かに指を動かしただけでくちゅりといやらしい音が漏れた。


「ひゃうんっ。や、やっぱりもうダメぇ。タ、タックぅ。欲しいのぉ」

「もうちょっと」

「んんっ。あっ、あぁっ」


 くちゅくちゅという淫乱な音が堪らない。

 ルーシアの中に指を一本入れ、かき回す。何本はいるのかなと二本目を入れてみたけど余裕があった。

 けど背後から彼女の割れ目へと手を伸ばすのはなかなかに体勢が辛い。

 それに……僕のほうもそろそろ限界だ。もちろんアーシアのほうも。


「ルーシア、四つん這いになってごらん」


 手を退けて彼女から一旦離れる。


「あぁん……はぁい」


 物欲しそうな顔を向けたルーシアだったけど、そそり立つを見て歓喜の表情を浮かべて四つん這いになった。






 夜な夜な、特にキャンピングカーでの野宿では、毎晩のように三人で運動会を行っている。

 そんな仲で発見したこと。


 それは──


「"ヒール"。よし、元気もりもりだ。アーシア、待たせたね」


 回復魔法であっちも回復するということ。

 いつも二人を同時に相手にするので、この事実が分かったのはすごく助かる。


「タックさぁん」


 泣き出しそうな顔で僕の胸に飛び込んできたアーシア。

 その彼女と熱い口づけを入念に交わし、その間にも小振りの胸を揉みしだく。


「んふっ。むぅ。んちゅ、ちゅ」


 ルーシアとの行為を長いこと見せられていたせいか、今日のアーシアはいつも以上に激しい。

 一見大人しそうなアーシアだけど、こと行為に関しては彼女のほうがルーシアより積極的だったりする。


「んっ、アーシア。がっつかないで」


 待たされた分、そして見せられた分、彼女は絶頂を迎える直前の状態だ。

 結局いつものように馬乗りになられて、彼女のペースでイカれてしまう。


 が、アーシアとの行為が終わると、後ろから白い手がにゅっと伸びて僕のモノと掴まれた。


「んふ。タック、かわいぃ」

「ルーシア……もう回復したのかい?」


 彼女にヒールは使っていない。

 曰く、獣人族はタフなのだとか。

 そんな二人を相手にするんだ、回復が効かなかったらどうなっているか。今はまだ年齢的にも若い肉体だからいいだろうけど、数年後には……。


「あん。タック、どうしたの?」


 未来を思って萎えた僕を見て、ルーシアが心配そうに顔を見つめる。


「ん、大丈夫。じゃあ第二ラウンド行こうか? ルーシア、下のお口で僕を咥えてごらん」

「ん。もう、すっごく美味しそうよ。いただきまぁす」


 夕食に呼ばれるのは7時だってメイドさんが言っていた。

 振り子時計がその時間を知らせてくれる。

 この部屋には浴室もあって、魔力を込めた装置でお湯も出るという。

 

 今は4時前。

 あと2時間半、たっぷり二人を愛でよう。






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「全然エロくねーよ!」と言われそうですが、あんまり書くと運営から警告くるらしく。特に本番描写はマズいそうです。

ですのでそのシーンだけはカットしております。

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