陽のあたる場所へ
御剣ひかる
人物紹介とバックボーン
あまりいないとは思うけれど、「摩天楼の翳」を読まずにこちらを先に読んでくださろうとする方への前情報として簡単に人物紹介とバックボーンの紹介を。
予備知識なしで読みたい方は飛ばしてOK.本編をご存知の方も飛ばしてOK。
・人物紹介
リカルド・ゴットフリート
本作主人公。アメリカのカリフォルニアに拠点を置くマフィア「オーウェン」幹部。
過去に愛した女性と死別しており、それ以来独り身。
父親に無理やりこの稼業につかされて早三十余年。このままの生活が崩れないと思っていたが……。
レッシュ・リューク
リカルドの部下。十五年近く前に路地裏からリカルドに拾われる形で彼の下で働くようになる。
“カズ”という諜報員を親の仇としてずっと追っている。
レッシュの友人。退魔師にして
実直すぎるほどまっすぐな男。レッシュがマフィアの一員と知って足抜けを持ちかける。
信司の友人にして仕事のパートナー。除霊の力はほぼないが、肉弾派の信司を知識面からサポートする。鋭いツッコミ役。
富川探偵事務所の所長。信司の兄にして凄腕退魔師。そして実は……。
私設諜報組織「IMワークス」諜報部の部長。「摩天楼の翳」の主人公だが今作では影が薄い(笑)。
・バックボーン
リカルドは子供の頃から、今は亡き父に無理やり裏家業に引きずり込まれ、今はそれを仕方ないとあきらめていた。
二十五歳の時に政略結婚の相手としてディアナという女性と婚約するが、本気で心を寄せるようになる。だが二人の結婚を良しとしない敵対組織にディアナは殺されてしまった。
それからは、誰にも心を預けることなく淡々と仕事をこなし、「
レッシュは高校までは普通の家庭に育つが、父親がマフィアに脅されて会社の金を横領してしまう。マフィアの抗争を懸念する諜報組織に犯罪を突き止められ父親は逮捕され、一家は離散。レッシュはその日の糧を得るため路地裏の子供達のグループに入り生き残る。
父をはめた相手と、父を摘発させた諜報員の存在を知ったレッシュはまず実行犯に復讐を果たした。その過程でリカルドと出会い、彼の傘下に入る。
やがてリカルドとレッシュは出張でロスにやってきた
だが利害の一致で共闘することもあり、彼らの関係は微妙なバランスの上で均衡が保たれていた。
そんな折、レッシュの友人、信司が事件に巻き込まれた過程でレッシュがマフィアに属していると知り、足抜けするようにと勧めてくる。
一度はきっぱりと断られたが、信司はあきらめきれずに透を伴ってロスへとやってきた。
「上司のリカルドさんが納得すればレッシュが足抜けできるんだろう?」
信司はリカルドにレッシュの足抜けを願い出る。
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