第200話

 話を聞くと私が少し寝ている間にとんでもない自体になっているようだった。先程の赤い姿をした巨大なモンスターがあらわれ、それを撃退するためにウィンディーネとルア君は洞窟の奥に進んだというのだ。

 

「なるほど…。確かにとんでもないな…」

「ああ…」

 私が装備を整えながら外にでると、なぜかそこは昼のように明るかった。

「なんだ…? やけに明るいな…。…魔法か?」

「…ライトのことか? さっきもついてたぞ?」

「いや、そうじゃなくて…。…全体的に明るいだろ?」

「照らさせたところ以外は真っ暗だが…」

「いや、そんなはず…」

 …まさか、私に異変が起きている? …あれは夢じゃなかったのか? あれは本当に…。

「まあ、いいか…」

 使えるものは、使わせてもらおう…。

 

 私はそれから洞窟の奥に進んでいくと、洞窟の奥には巨大な生物が沈没船を掴んで暴れまわり、ウィンディーネとルア君と戦っていた。


 

 …それからどうなったかって? 私は剣を抜きその巨大な生物に立ち向かって…。…違う? …もっと先? まぁ、今回の話とは関係ないけど…。確か、ルア君が沈没船の中に宝の地図をみつけて…。それはそれでとんでもないことになるんだけど…。長くなるから、まぁ…その話は今度にしておくか…。

それから、もう少し進んだ先に氷の精霊がいて…。ルア君が召喚したら、氷の精霊が魔王がいないって騒ぎ出して…。それから…それから…。なんだったかな…。まぁ、先にアリス姫の話を聞いてくれ…。話し疲れてしまったよ…。コーラでも飲んでくるかな…。じゃあ、そういうことで…。

 

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