初恋の人はアゴが割れている

第1話 初恋日

恋をした。

自分自身、1度の人生においてあるわけないと思っていた。

その子を初めて見た時に僕の胸の鼓動は、マラソンの時よりも忙しく動いていて、苦しかった。

初恋をしてからは、毎日、その子を考えるようになった。好きな食べ物、趣味、好きなスポーツ、くだらないことでもなんでも知りたいと思った。

それから彼女の容姿に勝るものはないと思った。

だってアゴが割れているんだもの。