第二話 «お礼»

校長の長い話が終わり、私達は各自教室へと向かった。


「あ、あの!」


『ん…?なんでしょうか?』


誰かに声を掛けられ、後ろを振り向けば先程の彼が立っていた。


「さ、さっきはありがとうございました…」


そう礼を述べる彼に私はにこりと微笑み掛け


『いいえ』


そう短く答え、また教室へと向かった。


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Love 99% 悠瑠。 @yuru_0810

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