第2話 小島よしお
本田宗一郎が好きで、HondaのCMも好きでした。
バイクはホンダを買いましたが、車はトヨタ車です、すみません。
がんばっていれば、いつか報われる。
持ち続ければ、夢はかなう。
そんなのは幻想だ。
たいてい、努力は報われない。
たいてい、正義は勝てやしない。
たいてい、夢はかなわない。
そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。
けれど、それがどうした?
スタートはそこからだ。
技術開発は失敗が99%。
新しいことをやれば、必ずしくじる。
腹が立つ。
だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。
さあ、きのうまでの自分を超えろ。
きのうまでのHondaを超えろ。
負けるもんか。
心揺さぶられる素晴らしいCMでした。2012年度の東京アートディレクターズクラブ(ADC)という日本最大の広告美術団体が主催するコンペで、合計8000を超える応募作品の中から、栄光あるグランプリに輝いたそうです。
ということで、表題の「小島よしお」なんですが、F1のレッドブル・ホンダに乗っているマックス・フェルスタッベンが小島よしおを男前にしたような感じなんです。失礼。今年F1で3勝、来年最年少ワールドチャンピオンを狙えるかもという逸材です。
反則すれすれで、レース後インシデント(審議)の対象になりましたがオーストリアGPのトップを走るフェラーリ・ルクレールへのオーバーテイクは見事でした。
元戦後間もない頃、本田宗一郎がスパナで社員を殴って鍛えたとかは今では大問題です。メジャーリーガーのイチローが言ってました。「今は、選手を鍛えるのが難し時代だと・・・」 少し厳しくすると、パワハラ。特殊な訓練やマネージメントをするとモラハラ。スポーツに限らず自分を律して、自己啓発して自分自身を鍛えていかなくてはならない時代だと思います。
あと、アドバイスを素直に聴く力も必要です。また、自分の事を本当に思って厳しく接してくれているとか、感性ですね。すぐ分かる人もいれば、年月が経ってから分かる人もいてます。
政治力も必要なF1で、Hondaが久しぶりに優勝した時、レーシングスーツのHondaのワッペンを指さすフェルスタッベンは、若いのですが、すごい立派な見識を持っるように思います。誰かが見ている、パワーユニットサプライヤーのHondaのF1チームののたゆまない努力を見ていたんですね。
ちなみに、Hondaの「負けるもんか」のCMのナレーターは、現在有罪判決を受けている新井浩文氏でした。この時、ナレーションをしたときの事は忘れないでいて欲しいです。
現実は厳しい、コーチングは厳しいです。でも「負けるもんか」です。
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