しもしも信玄?塩送っといたからね!の検証

イノベーションはストレンジャーのお仕事

第一話 第一次 川中島合戦(布施の戦いでの初対峙)

 時は1553年、信濃(現在の長野県)を自国にするべく侵攻していた甲斐(現在の山梨県)の武田信玄は村上義清が城主である葛尾城(ざっくり言うと北信濃近辺を流れる千曲川の上流に建つ城)を攻めた。義清は越後(現在の新潟県)の長尾景虎

(本文中呼称は上杉謙信。この名は後ほど名乗っている)に助けを求めた。この事をきっかけに五度にわたる川中島(現在の善光寺付近に流れる犀川と千曲川の流域一帯を指す)の戦いが始まった。


(義清)謙信さん!信玄のやつ、おれの葛尾城を攻撃して来たよぉ。どうか助けてくださいよ。城がもちましぇ~ん!

(謙信)何言っちゃってんの?自分の城くらい守ってよ。

(義清)え~!信玄、めっちゃ強いよ。しかも地元を荒らし放題だし。このままだと北信濃どころか謙信さんの越後まで来ちゃうよ。だから早めに手を打っておいた方がいいって。だから助けて!

(謙信)なにぃ?越後に攻めに来るだと?それは困る。やっとこさ越後を平定したばっかなのにぃ。そうなるとやばいじゃん!

(義清)でしょ?だから助けてください!

という経緯?で謙信は村上義清の要請で武田信玄と初めて相まみえる事となった。

 しかし謙信と信玄はこの地では交戦せず決戦を避けた信玄は退却した。


(謙信)ほう、あれが武田信玄の部隊だな。鉄砲や槍、弓矢部隊が前衛か。そこそこ強そうじゃん。でもうちらも強いぜ。なんだ、あの旗印は?漢文が書いてあるがよう分からん。その奥で軍配を持ってるのが信玄か?なんか横から白い毛のようなものが生えてるぞ。変なの!

(信玄)あれが上杉の軍勢か。普通じゃねぇか。じゃぁ勝てそうだな。だが今回は

様子見にしてやるか。奥で頭巾みたいの被ってるのが謙信か?なんだ坊主かよ!取るに足らんな。旗印に「毘」とか書いてあるぞ!だっさ!

(謙信)ほんとにあの白毛野郎が信玄なのか?本当かどうか確かめてみるか。


謙信は騎上で自分の刀を左右にぶん振り回し信玄を挑発した。


(信玄)ん?なんだ?坊主が刀を振ってるぞ。意味分からん。馬鹿にしてんのか?

今度は信玄が持っている采配をくるくる回し始めた。

(謙信)(信玄)なにぃ、完全にナメてんな!

これがお互いの初対峙?であったとさ。

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