第18話 文化とワイン

あう~・・・こめかみが痛いです

「ノアール、痛いよ事実なんだから・・・ブツブツブツ」

「あら、まだいうのノア、ではメイドの仕事を教えるため」

「ため?」

「アスラ女神様、わたしも修行した例の部屋をお貸しできますか?」

「んっ、お~、あのお仕置き部屋でもした」

「はい、あの部屋なら一分で一年分の習い事ができますから」

「構わんぞ」

「ありがとうございます」

へっ・・・一分で一年分・・・なにどっかの竜の玉の修行部屋みたいな

「さっ行くわよ、ノア」

て、へぇっ・・・行くって、どこていつの間に部屋に別の見たことのない扉が・・・て、一年もノアールとだけの修行?

「あっ、アスラ女神さま、一部のお姉さま方を借りてもいいですか?、私だではまだまだ未熟ですから」

「構わないよ、はいったら向かうように言っておくから」

て、なにその不穏な、お姉さま方て、へっ、ノアールだけでも十分なのに

「さっ、行くわよノア」

て、問答無用、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~

-------

「あれは大丈夫なのでしょうか?アスラ女神様」

「大丈夫じゃろ、ノアールなど、10分間入れられて修行したし」

「はぁ・・・10分と言うと」

「10年分修行されていたの」

「拷問より大変のような・・・・」

「私たちがこんなに早くノアに会えたのもあの部屋があったからだしの」

「なるほど、ある意味、チート・・・いや、神の御業でしょうな」

「うむ、チート言わないように」

「はい、ご無礼いたしました」

「うむ・・・おっ、扉が開いたの」

-------

「ただいま戻りました、アスラ女神様」

「うむ、大儀だったノアール」

「はい、有難うございました」

「でノアールさん、その脇に抱えているのは・・・ノアちゃんかな?」

「はい、ノアです」

憔悴しているノアが抱えられていた

「ほら、ノア、ちゃんとしなさい、でないともう一分追加しますよ」

「はい!!!、はい、大丈夫です、立てますノアールお姉様」

「おや、姉様と言わせているのかい?ノアール」

「はい、一応、お姉さま方と協議で」

「うむ、確かにの」

「それにしても地球は発想が怖いね、こんな事を考えるなんて」

「そうじゃのだからと言って召喚ばかりされても困るしの」

「確かに自重しないと世界創造も同じになってしまうしね、私の管理している世界はここ以外は禁止させましょう」

「それが良かろう、もし必要ならここで育てた者を連れてった方がよいかもの」

「うむ、確かに・・・ファーム君!!」

「はっ、創造神アレルガン様」

「ここでの文化レベルを上げることを神として命じる」

「はぁ~~~~、て無理です、いきなりは」

「あっ、ダメ?」

「ダメです、いきなり便利になり過ぎて精神が追い付いていないのですから」

「ダメかな?アスラ女神」

「ダメじゃろ行き成りしてはファームの言う通り、地球はあれで結構時間が掛かっているし」

「そうです、先ほどもアスラ女神が言っていた大陸もしかりだし、自分達の国が昔、同時代で他の国の中で最低貧民国していたことを隠して五千年も歴史ある国だと言って国民を騙して、文明国まで引き上げた国が負けたから手のひら返しで恨みで染まった国みたいのができますよ」

「それは嫌だね・・・う~ん」

「まぁ、最低でもあと二千年は掛かるでしょうね、あくまでわたしの考えですが成ってみないとわかりません」

「かもな、最悪文化がゼロになってそれからかもしれないしの」

「そうですね、アスラ女神様達の神話でもそれを匂わせる文章もありましたし」

「そうじゃの、過去の話だし忘れたし」

都合がいいですねとファームは思ったが沈黙は金と・・・

「ワインみたいなものかの」

「ですね、それにこの国は他の国に比べると断然良くしすぎる部分もあります」

「そうじゃの、生活水準だけなら下手をすると百年分は進んでいる部分もあるしの」

「それは自分の生活でしたので自重しませんでした。アスラ女神様」

「うむ、これはこれで大変かもしれんなアレルガン様」

「そうなんですか・・・では自重しますか」

怖い話がすすんでいた

だがノアはちゃんと立っていたが精神は放心していた。

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