第13話 夢の間と猫とわたし
田舎の家は意外と大きい、それもその筈三世帯から四世帯が一気に住めるためにだ。
それだけ昔は農作業は大変なのだ、今は機械などの導入されているかららくだが二世帯くらいででも可能だが昔はそうでもないから一軒に6~10人が住んでいて当たり前になってた。
そんな農家の家が目の前にある。
「ここは見たことがあります。何処でしたか?」
見た記憶はあるが朧気ながらあります
「う~ん、メイファさんの家ではないでね。和風の田舎ですし」
ゆっくり玄関から軒下を眺めているとなんか懐かしい気分が
「平屋でこの感じはおばあちゃんの実家だったかな、そういえば彼是20年は行ってなかったな、まだあるのですかね」
軒下の廊下に座り、前にある雑木林の隙間から見える田んぼが懐かしい
「あ~こんな感じでいつもおばあちゃんの脇で座って居たね」
暫くなぜか暖かな日差しを浴びて思いにふけた
「でも確かわたしはお風呂にはいってメイファさんの家でベットに寝ていた筈、ではなぜ此処に?」
「それは私が呼んだからだよ」
ちょっと年配の感じの女性の声がとなりから
えっ、おもい声の方に顔を向けると視線の下に黒い猫がいつの間にやら座っていた
あ~そうなのかなと思いながら
「こんにちはノアール、ノアです」
「おやっ、びっくりさせそうと居たんだけどね、面白くないね」
「えっ、じゃ・・・きゃぁぁぁぁ、猫が喋っているいる!!」
「あざといね、まったく」
「あはは、ごめんねノアール、なんとなくです」
「そうかい」
ノアールは溜息をはくようにしていた
「で、ノアでいいんだね、ノアはいまの状況はしっているかぎりの把握は大丈夫かい」
ノアに確認するように見つめながら聞いてきた
「う~ん、そうですね、死んで何故か猫叉になってのは分かりました。でも何故なのはいままで確認できませんでした」
「そうかい、ならわたしがここに呼んだところで把握できたかい」
ノアは日をみながら
「大体です、でもどうしてと言う疑問もでます」
「そうかい、なら多少は話すかい?」
「お願いします」
「お前のおばあさんから頼まれたんだよ、お前の家系は多少でもわたしたち妖種と縁があってね」
「そうなんですか、知りませんでした」
「だろうね、おばあさん以外ではお前だけだったからね」
そう、わたしは色々な物が見えたし感じた
小さい頃はこの家に預けられてた・・・不気味がられて
色々な話から小さい時に見えてないのにそこに何かいるの如く手をだしながら遊んでいたらしい
それを観た母は多少のノイローゼになり、おばあさんの此の家に預けられた。
家は父と母と姉が二人いた
父はメイカーの工場で仕事をしていた
母は専業主婦でいたし
姉二人は2歳づつ離れていた
普通にある家庭だった
だがわたしはその家族なかでは異物になってた
それだけの話だった
「そうでしたね、多少思い出しました」
「そうかい」
ノアールはその一言でなにも言わなくなった
暫くただ黙って日を浴びてのんびりしていた
「でも疑問はまだ解決してないのですが?」
「なんだい」
「なぜ猫叉なんですか?」
「そりゃ、わたしの魂をつかって転生させたからだよ」
こともなくいっちゃいましたね、この猫
「おまえさまが何てあの場で死んで転生させたあとわかったがね」
「どんなことです」
「あそこで別の子達を召喚に巻き込まれたんだよ」
「はい・・・・テンプレですね」
「そうだね、ノアが読んでた小説だね、事実は小説より奇なりだね」
「う~ん、なぜそれを知っているんです」
「そりゃ、あの家から出た後でもわたしが守護していたからだよ」
「ありゃま、ありがとうございます」
「うん、感謝の気持ちはいいよ、それより守れなかった方がくやしいさね」
「そんなことはないですよ」
「まったく、守りがいのない子だったよ、危ない場所は必ずよけていたし、あんな望外な現象いがいは他の妖種が狙われていたのも簡単によけていて、本当にまったく」
「ありゃりゃ、狙われていたんですか?」
「あ~、そうだよ、あんたの存在はあの世界では稀で貴重だったんだよ」
「そうなんだ、でも避けれたいいですが、守ってくれててありがとう」
「ふんっ」
ノアールの頭をなでながら感謝した
「でも、流石に神力が相手では無理だったよ、そりも贄にされたんだし」
「贄というと生贄とか人柱だったんですか?}
「そうだよ、流石に異界の神があの地で足らないからと言って現地の関係ないものを贄にするのはご法度だったのをだよ」
「あらら」
「あんたはあの地では望外に力があったんだよ、それをお前の家系に恩が或るものが抑えながら隠していたのをいいことに」
そうなんだ、そうだね色々と運が良いこともあったもの、倒産したら直ぐに仕事は簡単にみつかったり、友達も色々いたし楽しかったな
「で流石に異界の神相手にはできないから、その地に居た鬼神の一人に頼んでお前を転生させてくれと頼まんだが」
「そこでノアールの魂を・・・」
「そこで謝るんじゃないよ。感謝だけしてくれれば」
「うん、ありがとうノアール」
「どうてことないよ、七つの魂のひとつだし」
こともなげにいうけど、本当にありがとうノアール
「その鬼神様はどんな神様ですか?」
「それはいま話したからでているよ」
「んっ・・・どれどれ」
名前:ノアール(愛称ノア)性別♀
種族:猫叉(妖種) 年齢 10才
STR D
CON E
DEX B
AGI C
INT A
MAD A
CHA C
LUK C
【スキル】
鑑定:10 解析:1 回避;10 隠密:5 隠蔽:1 魔力循環:5 魔力操作:5
短刀術5new、刀剣術5new、槍術5new、斧術5new、弓術5new、
三面六臂new
妖力循環:MAX 妖力操作:MAX 錬金術:1 鍛冶:1 裁縫:5 魔法全般:5(全属性)
妖術:火炎(鬼火) 人化(種族 獣人)、鬼神変化(アスラ)new
異世界言語:読み書き 調理:5 家事:5 生活魔法
【加護】
アスラ神の加護new
・・・・・・・はい?
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