第3話ギャンブルとの出会い
とある地方都市に生まれた私は、小さい頃から親に連れられ競艇場やパチンコ屋に出入りしていた。
親がパチンコで勝つとお菓子が貰え、競艇で勝つといつもより豪華な外食にありつける。そんなものでしかなかった。
小学校卒業を前に上京をする事になるのだが、上京後もパチンコ屋への出入りは変わらず、競艇場が競馬場に変わったくらいだった。
中学生にもなると自分のお小遣いや親に借金をして馬券を購入しはじめる。この頃から競馬との長く深い付き合いが始まっていく。
毎週の競馬中継をビデオに撮り、何度も見返す。研究熱心だったせいか大穴を取ることもあり、千円札1枚が2万、3万になる事もあった。とは言え勝ったお金も殆どが馬券に消えて行ったと記憶している。
世はバブル絶頂期。武豊やオグリキャップ等が華々しく活躍していた時代、私は黒い人生の道を進み始めた。
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