森の教室

夢を見ていた

第1話


            ○


 ふてくされるように机に突っ伏すと、古い木のにおいが鼻についた。それが不快で顔をそむけると、隣の席に座る町田君と目が合った。

「町田君」

 脱力して笑みを浮かべると、町田君が手を振ってきた。なのでこちらも手を振り返した。町田君が小暮君の肘をつついて言う。

「小暮君、先生見てるよ」

「……うん」

「いいの」

「うん」

「そっか」

 町田君は優等生だ。彼は黒板に向き直り、教師の話に集中する。その背筋の伸びた姿勢は美しくもあった。小暮君はその姿をしばらく見つめてから、また机に伏した。夢の中へダイブ。先生は何度か彼を注意するが、まるで意味を成さない。そんな対照的な二人を観察しながら、私は、そっと窓の外へと目を逸らすのだった。


            〇


「小暮君」

 起こされ、うまく働かない頭で声の主を探す。ぼさぼさになった髪の毛に手をやりながら、体を彼の方へ向けて欠伸を一つ。

「……へんな夢みた」

「夢? へえ、どんなの」

 寝起きの舌足らずな声で小暮君は語り始めた。

「俺が住んでるとこに爆弾が落ちてくんの。それで、なんか、うちの家だけそれを知らされるんだ。電話で。リーンつって鳴ったから俺が出たらさ、『今から爆弾が落ちるぞ、警察は役に立たないぞ』って。なんで警察、って今なら思うけど、ともかく俺が何か言おうとしたら、バーンって、音がして、でも、音だけ。音しか無いの。どんな風にとか、一切なくて。……そんで、起こされた」

「そっか」

「なんだろ、こういう場合って、爆弾とか警察とかが俺の中で何らかの感情を表してたりすんの?」

「さあ。夢占いは専門外」

「じゃあ何が専門なの」

 問われて、町田君が腕を組んで、思案する。「急に言われると出てこない」

「がんばれ」

「うーん」

「俺はわかるよ、町田君の専門」

 小暮君は子供っぽい笑い方をして、町田君に微笑みかけた。「なんだと思う」「いやわからないから考えてるんだけど」

「正解は俺の世話」

「何それ」

「はは」

 軽く伸びをして、前を見る。教室は西日を受けて、橙色に染まっていた。そこの床からは、木の枝がいくつも生えてきて、床板を抉る。机や黒板には緑が複雑に絡み合い、生い茂っている。

この学校は元々廃校だった。廃校になった理由は、人員不足によるものだった。そんな場所がなぜ今も使われているのか。それは教室を覆う植物たちに関係があった。

 ある時。窒素、酸素、二酸化炭素等々で出来上がっている大気の中に一つ、新しい物質が生まれた。人は『滴素』と呼ぶものが、空気の中に混じり、それを吸った植物たちが暴走し始めたのだ。これは動物には影響しない気体なだけに、人々は原因を突き止めるのに随分と時間を要した。植物を切っても燃やしても何してもそれらは生き続け、伸び続けた。中には人間を食す植物も出現し始め、そのことによって多くの人間は滅んだ。それでも何人かは生き残っていて、なんとか植物の動きを緩めることのできる薬を生み出すことで、共生の道を進んでいる。いつ自分は喰われてしまうかと、びくつきながらも。しかし成功例はごくわずかで、人間たちが自由に動ける場所は未だ少ない。

 また、植物の中には、自我を持ち、人に化けて人を喰おうとしているものもあるらしい。さながら、この土地で昔々から居たとされる鬼やら妖怪のようで、不気味である。

「こんな世界になっても、勉強させようってどうなの意味あんの」

 小暮君が投げやりにそう言うと、町田君が適当に慰める。

「まあ、もしかしたらこの状況を打開する者が出てくるかも、って皆思ってるんだよ。だから、その誰かの為に、知識は授けておこう、みたいな。だから生物とか理科系中心にカリキュラム組んでるわけだし」

「無駄な気がするんだよなあ全部」

 そう思わね? と同意を求める小暮君に、町田君はやや苦笑する。

「実際のとこ、どう思う。なあなあ」

「……僕はそんなこと言いません」

「優等生だから」

「何とでも言いたまえ」

「お、じゃあ遠慮なく。――町田君はこのクラスで一番優秀で、頭好くて、人付き合いも上手で、勉強が好きで、とりわけ理科が好きで、なのに料理は下手でいつも卵焼きが焦げてる町田君は、好い子ちゃんなので先生にわるくちは言えませんか」

「卵焼きは別にいいじゃないか」

「莫迦ヤロー、俺に全部食わせるくせに」

「だって君、なんでも食べそうなんだもの」

「男がだもんとか言うな」

「……だもんは言ってない」「言った」「言ってないってば」「言ったって」「大体さあ――」

 しばらくお互いに言いたいことを言い合って、二人は帰ろうかとどちらともなく言い出した。日は少し前に隠れてしまっていた。

「あ」

 立ち上がると、小暮君のズボンに木の枝が刺さっていた。枝が細かく分かれているので、引き抜くのも一苦労しそうだった。無理やり引っ張ろうにも制服なので破れると後々面倒だ。「なんとかしろよまちだー」「うるさいなあもう」

 世話が掛かると文句を零しながらも、町田君は彼の足もとに屈み込んで、その枝を見つめる。その目が、段々だんだん細くなっていって。そして。

「折っちゃうか」

「おー」

 ポキッ、と。躊躇なく折った。その顔には、殺し損ねた高揚感が、張り付いていた。

「お前なんで嬉しそうなの」

「あ、いや別に」

「……まあそりゃそうだよな。俺らの先祖殺しまくってたわけだから」

「うんそうだね」

「お前もなんか悔しい、とか思ってるわけ」

「そりゃね」

「……じゃあがんばらなきゃだな。小暮君、みんなの注目の的だし。この世界を変えてくれるんじゃないかって、皆期待してる」

 もちろん俺も。零れた言葉を拾う者はいない。町田君は話題を変えた。

「君は優しいから、いつか君が君を傷つけてしまうんじゃないかって、僕は怖い」

「何急に」

「ここで生活してる皆は全員、君の優しさに救われてる」

 綺麗な笑み。町田君にはそんな笑顔がよく似合った。でもそれよりも彼がよく使う笑みはこんな、美しさに特化したものではない。もっと、もっと――。

 町田君の言葉を受けて、小暮君は目に見えて動揺し出した。言葉もどもり始める。その額には、汗粒までもが浮かんできた。野田君は優しく微笑みかける。

「僕らが生きていられるのは、君のお蔭かもしれないね、小暮君」

「な、にを……」

「比喩だよ」笑う。「君が授業に『真面目』でないから、皆、強張って恐れで動かない体から、力を抜くことができる。息ができる。生きていけるんだよ。それなのに僕はまだ、気を落ち着かせることができない。いつも不安なんだよ。莫迦みたいだろ」

「んなことねぇよ」

「ありがと」

 相手にされていないと気づき、小暮君が思わずといった体で声を荒げる。

「んなことねぇって! 町田はすげえよ、俺なんかより、ずっと! 俺いつもお前に置いていかれて、捨てられちまうんじゃないかって、いつも不安でさぁ! だってお前、――いつも未来を、逃げずに見てんもん、俺より、ちゃんとずっとまっすぐ見てる。だから、お前は莫迦なんかじゃねぇよ――」

 町田君は笑った。

「男がだもん、って言った!」

「黙れ」


            〇


「もしもさ、僕と誰か、どっちかの命しか救えないってなったら、どうする」

 帰り支度を始めた小暮君に彼は問い掛ける。

「……どっちも、「どっちもは駄目だ」――じゃあ、誰かって誰だよ」

 不服そうに言う彼は町田君を見つめる。町田君は楽しそうに笑った。

「世界で一番愛しい女の子と、僕」

 僕、隣の教室に忘れ物してきたんだ、それ、取りに行ってきてよ。その間に答えを決めておいてね、聞くから、『ここ』で。

 強引に言い包めて、町田君は小暮君を『ここ』から立ち去らせて、「さて」と息を吐いた。

「どういうつもり?」

 『私』と向き合う。

 黒板の隣にある、掃除されていない花瓶の置かれた机を、花瓶ごと突き抜けている、花。

 ――それが『私』だ。

 意思を持った植物。私もその中の一つ。『滴素』により自我を手に入れた異様な存在。ちなみに私は人を食べない。でも、好んで食べないだけで、食べようと思えば食べられる。いわば食わず嫌いなのだ。いや、何度かは口にしたことがあるから、食わず嫌いではないか。

 町田君は私のことを知っている。そんな彼が、先ほど浮かべていたものとは明らかに種類の違う笑みを張り付けている。人の好さそうな可愛らしいものではなく、比喩を使うなら、まるでどろどろに溶けきった、液体。貪欲な、おぞましい何かを含んだ、歪み。彼お得意の、顔。

「行ってほしくないっていう、小さなアピールのつもり? 残念、全然相手にされなかったね」

 彼は私の花弁に触れた。その触れ方には、どこか妖艶さを感じさせるものがあった。――しかし私からして見れば、皮肉を包んで隠した、偽物の美でしかない。

「ズボンも破けてさぁ。……ま、それもあとで僕が直すことになるんだろうけど。ほら、僕、頼りにされてるから」


 私は一言だけ告げた。

「彼を返して」

 縋るような声だった。見てられなかった。彼に利用されている彼など。

「もういいでしょう。彼の植物であった時の記憶をあなたが作った人間の皮にいれて、人間として過ごさせているだなんて……、むごいわ。彼、人食の生物なのよ、それなのに、食べるはずの人間の食べるものを一緒に食べているだなんて。お腹が膨れるはずもないし、辛いだけだわ」

「……、」

「ねえお願いよ、彼は元々ここで一緒に暮らしていたの。ほら、あなたが言うからここの教室を守ってあげているでしょう。他に何をしたらいいの。いい加減彼を傷つけるのはやめてよ」

「…………、」

「彼、ひどく怯えてるわ。あなたにいつ、自分が植物だってばれるんだろ、って。もう、やめてあげてよ。本当は知ってるくせに、全部知らないふりして彼を騙して怯える彼をみるのがそんなに楽しいの!」

 私は叫んだ。

「返して!」

 言った瞬間、表に出た表情を見て、後悔した。悪魔だ、とさえ私は思った。

「ヤだよ」

 嘲笑う。「残念だけどあれは僕のだ」

「そ、んな」

「それだけは譲れない」

 余裕のそれ。私は頭が真っ白になって、私の体を使って彼の眉間に枝を突き付けた。人間は脆い。だって弱点が多すぎるもの、とてもじゃないけど守りきれないわ。

「ころしてやる」

「いいよ別に」

 彼は尚も笑っている。

「でも彼が悲しむよ」

「……っ」

「それでもいいなら」

「……っ、っ、っ!」


 返してよ、ねえかえしてかえしてかえして、私の大切なひとなの、かえしてよ。


「女の嫉妬は醜い、ってね」

「男でしょ、それ」

「男も女も醜いってことだね」

「……何それ――」

「君への慰めのことば。僕と一緒だねってこと」


            〇


 町田君を先に帰るように言ってから、小暮君は再び教室の方へと戻って行った。そして入ってすぐに誰か人の気配が無いことを確認してから、私のところへ近寄り、囁いた。

「ここで町田君、何か言ってた?」

「――言ってないよ」

 嘘を吐いた。

「ずっと待ってたよ」

「ふ、ふうん。……よかった」

 安堵の息を吐いてから、はっと思い出したように勢いづいて彼は私に問い質した。

「町田君、俺の正体に気づいてるって、思う?」

「思わないわ」

「本当か? でも、今日の話し方だってなんかさあ! 気づいてるんじゃねぇか、俺が実は――」

「気づいてないわよ」

 そうして嘘を重ねて、やっとのことで納得させた。

「お前、絶対俺のこと言うなよ。――町田君だけなんだよ、俺のこと大事にしてくれんの。こんなんなのに」

「ええ」

「だから俺も大事にしたいんだ。……あいつすげえんだよ、科学とか超エリートで、賢くって、――もしかしたら俺も、あいつの力で将来、もっとマシなものになれるかも、しれない」

 もちろんお前も! と付け足す彼に、私はそっと促した。

「早く行ってらっしゃい。町田君、待ってるわよ」

「ああ」

 去り際、彼は残酷な言葉を私に投げかけた。

「お前とあいつ、どっち取るって訊かれたんだけど、ごめん、俺やっぱりあいつしか選択肢ねぇわ」


            〇


【比喩だよ(本当だよ)】笑う。【君が授業に『真面目』でないから、皆、強張って恐れで動かない体から、力を抜くことができる(知らないけど)。息ができる。生きていけるんだよ(そうなんじゃないの?)。それなのに僕はまだ、気を落ち着かせることができない。(君を奪い返そうと見張っているやつがいるからね)いつも不安なんだよ(君がいつか僕を置いて、『彼女』のところへ行ってしまうんじゃないかってね)。莫迦みたいだろ(負けるつもりはないけどね)】


 ――この、うそつき。


            ○


「やあ花宮さん」

 勝手に町田君が考えた私の名前だ。私は無反応を決め込んだ。すると町田くんは花瓶の近くに椅子を引き寄せ、近づいてきた。私の枝や葉でいっぱいの教室。窓からは眩しい太陽の光が射す。彼の隣に小暮君はいない。先に帰らせたらしかった。

「花宮さんも人間の体欲しい?」

 あんまり莫迦々々しくて思わず反応してしまった。

「まさか! 頼まれてもこっちから願い下げよ!」

 すると町田君は悪戯成功とでも言いたげに笑みを浮かべた。

「聞こえてるじゃん。しかも花宮さんで反応したね! よしよし花宮さん決定ね」

「……好きにすればいいじゃない。――それより何よ、わざわざ小暮君を先に帰らせてまで私に会いに来ることないじゃない」

「花宮さん」

「……なによ」

 町田君の目がすっと細くなった。これは真剣になった印。真面目に聞かないとひどく怒られる(町田君の怒りの表現は相手を詰るように罵るやり方で、それがあまりに的を射ているので反論できず、ダメージが大きい)のだ。私は大人しく口を閉ざし、彼の言葉を待った。

「――本気で人間になるつもりはないの」

「だからないって言ってるでしょ」

「本気で?」

「本気よ」

 心底不服そうな彼。仕方なく理由も説明する。「だって、小暮君を縛るあなたは人間じゃない。嫌いなやつと同じものにはなりたくないわ」

 すかさず彼に揚げ足を取られる。「小暮君だって人間だ」

「も、元々は私と同じものでしょう!」

「そりゃそーだけど」

 先程のにこにこは何処へやら。今はすっかり不機嫌で頬を膨らませる彼は、私にとって驚くべき言葉を発した。体を傾け、長い前髪を流して、頬杖をうちながら、ぼそりと。


「君も欲しい」

と。


 意味がわからず聞き返すと、他所へ向けていた視線を私に向け直し、言った。

「今まで君を故意に傷つけたりしてきたけど、それは別に君が嫌いだからではなくて、小暮君絡みだったからなんだよ。だから、君から小暮君関連の話を除けば、今まで黙ってたけど、僕の中には君への好意的な感情だけが残る。君の人間みたいなとこ、実はとっても気に入ってる。人間の体もちゃんと作ってあげるからさ、ね、一緒に過ごそうよ花宮さん。僕らの日常。この教室で教師の話を聞いて、一緒にお弁当食べて、ハグとかチューとかしてじゃれてみたりさあ。きっと楽しいよ、ここに貼り付いているより断然。僕らが愛する日常を、一緒に過ごそうよ」

 私は、静かに答えた。

「……それでもお断りよ」

「――なんで。なんでお断り?」

「だだこねないで。私はあなたに心を許してないの、だってあなたは日暮君を縛り付ける悪者ですもの。ねぇ、わかってる?」

「――ほら、そういうとこ人間ぽい」

「……はあ、そういうとこ大きらいよ」

ため息を漏らす。木でも精神的な疲れはあとを絶えないのだ。

「むむ……、僕が小暮君も花宮さんもほしがる欲張りだから?」

「小暮君を返してくれるなら――」

 好きになってあげてもいい、という譲歩の言葉は続かず遮られた。

 彼の目の色が変わったのがわかった。

「それはできない」

 即答。私はやれやれと、この話はもう終わりにして早く出ていくようにと促した。町田君はまだ渋っていた。それでも「また誘うよ」と言い残して去っていく諦めの悪さはさすがだ。

「さよなら花宮さん」

「さよなら町田君」

 私はゆっくりと目を閉じる。目はなくとも、視界を閉じることはできるのだ。


            ○


『――現在、×××世紀。

 ××世紀にわずかながらも生存していた人類が生活していたらしい一帯を発見。その中でも特筆すべきは老廃したはずの学校である。

 そこは既に多くの植物に侵食され、教室の中には蔓や枝が充満していたのにも関わらず、黒板のあとから、授業に近い何かを行っていたと思われる。

 ただし、例によって侵食された建物は、どんなに植物のサイズが小さくとも最終的には何らかの原因で腐り果てるのが常であった。が、これが今尚も現存しているということを受けて調べたところ、とある植物の意思が見えてきた。

 ここでは仮に「ハナ」と名付けようか(花の咲く植物だったらしいので)、ハナというのはどうも自身の枝つまり体に他の植物の蔓などを貫かせて無理やり巻き込んで、自分の思い通りに支配していたらしい。そして支配した結果、教室の中を取り囲むように枝々を張り巡らせたのだった。そのお蔭でぼろぼろだった支柱や壁が支えられ、他の植物らに侵されることもなく、その学校は建っていたのだった。――ひとえに全てはハナという植物のお蔭。当時の植物は我々人間の敵であったのにも関わらず、救われたいくつかの命。

 はたしてその重大さに気づいた者が一人でもいたかどうか。また、ハナの中に人と同じような意思を感じた者は?

 真実はまだ謎のままだが、まず、私が彼らと同じ人間の代表として、えもいわれぬ感情の丈を伝えたいと思う。

(植物たちの世界/×××より一部のみ抜粋)』


            ○


「聞いた? 町田君、私に人間になってほしいって」

 そこには誰もいない。私以外何も。

 だからこれはあくまで全てが独り言だ。

「じゃあもしもだよ、もしもの話」

 いつもの私なら、こんな弱気な発言はしない。

 独りだから許される発言だ。

「私が人間になりたいって言ったら」

 私は。

「誰がここを守るの?」

 あなたたちの愛する日常を守りたいって、ただそれだけのことなのよ。


            了

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森の教室 夢を見ていた @orangebbk

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