第141話 君たちのお父さんは悪いことをしています。

お店のお客さん用の駐車場。

買い物をする人だけの為にあるのであるが・・・

お店で買い物もせず、駐車だけしてどこかに行ってしまう人も多い。

特に土日。

お店の近くに巨大なショッピングセンターがあると、そこの駐車場が屋上だったり広大過ぎて停めるのが面倒に思い、気軽にお店の駐車場に停めてショッピングセンターへ行く人や、近くに団地があり、団地の住民への訪問者がそこに停められないからお店に停めていたり。

ワゴン車の親子連れがお店の駐車場に停めて、どこかへ行こうとしていた。

呼び止めて

「うちのお店のお客様ですか?どちらへ行かれますか?当店の買い物以外での駐車はご遠慮ねがいたいのですが・・」と言ってみた。

すると、

「ちょっとだけなんで、停めさせてよ!すぐに戻るから・・・」と返答。

「いやそれもご遠慮ください」と食い下がると

「後でお店で買い物するからいいだろう!」とややキレ気味に言い返してきた。

30歳過ぎた父親は幼稚園児くらいの男の子と小学校低学年の女の子を連れていた。

子供の前でこんなやり取りすること自体が親として恥ずかしくないのか?

「君たちのお父さんは、いけないことをしているのですよ。買い物もしないお店に勝手に車を停めて悪いことをしています・・」と子供達に言ってあげた。

父親はブチ切れ!!!

子供達は何を言われているのか解らず、ポカンとした顔。

子供達よ、正しく成長したら意味が解るよ。

でも親次第だがな。

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