第12話 店員さんにマウントとりたがる糞客
新型コロナウイルス対策から始まった今回の物不足の中心にあるのがドラッグストアやホームセンター。
お店の開店前から長蛇の列。そして、開店前の準備中に裏口から忍び込んでマスクを欲しがる輩も絶えない。
お店は倉庫に隠し持っていて、小出しにしているだろうなどと思っている消費者も少なからずいる。
無いのだ!全く無いのだ!
騒ぎが始まってから1週間、10日と過ぎても同じようにお客は開店前から並び、「無いのか?」「いつ入荷するのか?」「隠してるんじゃ?」と鋭い目付きで店員さんにマウントをとりにくる。
ようやく入荷した数少ない商品を、多くの人に行き渡るようにと、お人家族一点限りとするも、レジで怒りだす輩。次回来店時に使えるクーポン券をお釣りと一緒に渡すと、クーポン券を店員さんに投げ付ける!
理解しろよ!バカばっかり!
お店に品物がないのは、お店のせいではないんだ!!
問屋さんにも品物がないんだ!
いくらトイレロールメーカーが在庫は十二分にあってSNSなどでその状況を伝えても、問屋さんの通常の能力をはるかに越えた注文が取引先のお店から入ってるのだ。問屋さんに入荷したとしても全部の取引先のお店の注文通りの数を納品できないくらいの状況になっている。問屋さんの倉庫にも限界があり、こんなイレギュラーな騒動に満足に対応なんてできない。それにトラックドライバーの数も限られている。トイレロールやティッシュを扱う紙問屋さんなんて薄利でカツカツの人員体制でやってる所がほとんど。
消費者はお店のせいにも問屋さんのせいにもしてはいけない!
そんなにトイレロールが無いなら、区役所にでも行って事情を話して貰ってこい!お店の店員さんにマウントとるように強引に役人に接しろ!それも筋違いな事だが。
消費者は自分よりも弱い立場に感じる小売り業者に対して見下げ、マウントとる体質が否定できない。今回の騒動などになるとその性根が浮き彫りに出る。
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