風呂場で考えた設定。

「――、あんたの体は人間のモノじゃないさ。ガワだけが人間なのさ。中身?あぁ、体液だけだ。臓器なんてものは存在しない。——、あんたの細胞一つ一つは生きているのさ。感情を持ち記録を持ちそれそれが一つの生物としてまとまる程にな。そいつらのまとめ役兼あんたの自我の疎通担当さ。自我、基あんたの人格は感情や脳みそ云々からできているもんじゃない。人格と脳は全く無関係なのさ。人格の精神その者が我々の脳を謎至らしめている原因なんだ。ごっちゃになったな。整理しよう。まずお前は細胞という生物の集合体からなっているんだ、その集合体から「人格」勝手に出てくるんだ。その「人格」は細胞一つ一つが勝手な行動をしないように細胞らの一匹一匹が無意識に創り出している「安全装置」なのかもしれん。仮説だがな。

「細胞たちはあんたの人格を常に見ている。怖いよなぁ、今まで知らないモノに監視されて生きていたと知ったらなぁ。.......怖くないって?そっかい。......あんたの人格の行動にあーでない、こーでない、と数億の抗議、そーだ、いいぞー、という数億の賛同。それをまとめてあんたに直接伝えるのさ。(あんた=人格)っと思ってくれればいい。そーうそう、細胞は生きているといったよなぁ。だけどなぁ、こいつら死なないんだよ。最初に言ったよなぁあんたの人間はガワだけだって。だからなぁ、皮膚は剥がれ落ちないし髪は生えてこない。爪もだ。しかしガワはある。つまりはなぁ生きているんだよ。爪の細胞も髪の細胞もあんたの表皮も。死骸でガワを作っていないんだ。だからなぁ刃物でお前が刺されても表面の生きている細胞が勝手に移動してくれてんだ。あんたは無傷、中身の細胞も無事。

「そーだな細胞だって仕事の役割がある。さっき言った表面の細胞は感覚器官、まぁ「目」がついていると言ったら分かりやすいだろう。これを中身の細胞たちに伝える。伝える「線」は全部の細胞が持っている、いつでも切り離しができる。線路の玩具を知ってるかい?いや知ってるはずさ。自分で好きなように線路をつなげて自由に走らせることができる。そんなイメージさ。次に中身だな。記録の部分を教えてやろう。大まかに2つある。一つ、記録を保管する蔵。二つ、保管するもの、保管から引き出すもの、これらに対して圧縮とそれの解凍をする転換所がある。蔵はすごいぞ、一つの細胞に脳みそ一個分の記録が入る、要領にして1ペタバイトだ!どうだ凄いだろう!何?ピンとこない?....1ペタバイトは1テラバイトの1024倍だ。フン、せっせとあんたの人格の思考と理解をさせな。考えるのは人格でもできる。さっさと理解して呑み込め。あぁ、そうだな。どうしてそんな入るのか気になるよなぁ。いいだろう。蛋白質はわかるよな?そーだアミノ酸22種から合成してできているものさ。そのアミノ酸はアデニンやらグアニンやらの4つのモノからできている。つまりだ。こいつらの組み合わせ方によって記録を作ることができる。しかーし、細胞の中には脳兼核がある。アミノ酸アミノ酸一杯で中身が狂っちまうぞ。しかもだ、蛋白質の組み合わせだけでは容量が脳一個分にはならない。のでぇ、似たような物質があるのでーす。アミノ酸を構成するアデニン(ry の物質を変えて増やせば選択肢も多くなる。四進数から十二進数にする。そこからアミノ酸もどき264種、其処から蛋白質もどき――種類ができるんだ。凄いだろう(アミノ酸から蛋白質になるとき転換所によって圧縮され大量に保存できるようになる)。

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