名も知らない花

名も知らない花のように

片隅で佇んでいる

そんな私の人生なんて

誰の記憶にも残らないでしょう


それでも構いはしない

この場所で光を浴びて

いつか咲き誇る花は

青い空を目指してる


何かを残せる人なんて

ほんの一握りでしょう?

それよりも燃え尽きたい

燃えかすさえ残らないくらいに


誰かの記憶なんて

端から期待なんかしてない

私の功績なんか煙と一緒に

あの世の光の中へ運んでいく


名も知らない花は

誰にも気付かれなくたって

心の奥の誇りと一緒に

今日もこの場所で咲いてる

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