女の子

いつもの帰り道

身も心も疲れ果て

俯きながら歩いていた


ふと気付けば

隣を歩いている

幼い女の子


屈託のない笑顔で

私を見ている


その姿はまるで

「私を忘れないで」って

言ってるみたい


そっか…


あなたは幼い頃の

全てが輝いていて

純粋に見えていた頃の

私なんだね


私は大人になって

常識や知識を

身につけたけど

どこかに純粋な心を

置き忘れて来てたみたい


もう一度

横に目を向けると

幼い私はいなかった


きっとあの頃に感じてた

トキメキを

思い出させるために

現れてくれたんだね


ありがとう


大きく息を吸って

夜空を見上げると

一筋の流れ星


うん


明日からも頑張ろう

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