青空

雨の中で

立ち尽くす少年


苦しみと悲しみを

抱きしめながら

ようやく辿り着いた

この場所は

雨が降っていた


悔しそうに

空を見上げながら

何かを叫んでいる

まだ見ぬ

「青空」に

届けたい想い


ずぶ濡れになっても

白い吐息で身体が震えても

それでもまだ

心までは凍えていない

君はまだ壊れていない


走り出そう

「青空」を求めて

夢を見よう

陽の当たる場所を


君ならいつかきっと

辿り着けるよ

晴れ渡った空に架かる

虹の元へ

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