精術武具③【地精系 ―アキレスの羽―】

精術武具③


銘:アキレスの羽

系統:地精系

所有者:ルプロア・バーカック


3級傭兵のルプロア・バーカックが所有するブーツ形状の精術武具で外見からは精術武具であるとは全く見えない。その実、周囲の誰からも気づかれた形跡は全くなかった。

 エルスト・ターナーに見つかるまでは(笑)

 見つかって以降はルプロアのイカサマ賭博の証拠をネタに無理難題をふっかけられている。


 地精系の精術武具で質量操作と慣性制御に特化している。装着者の動きを補助し、複雑な姿勢制御を可能とし、高速移動や、飛行能力を与えることが可能な極めて希少な精術武具。


 本来はルプロアの実家であるバーゼラル家の家宝のひとつで、とある事件の後に奪われ散逸した過去がある。忘れた二つの精術武具のうち、一つは行方が分からなくなってしまったがこちらのアキレスの羽の方はすぐに所在が突き止められ回収に成功。それ以来肌身離さず所持している。


 その特性から、諜報活動や暗殺を得意とするルプロアのスキルにふさわしいものであり、彼のスキルをより強力にバックアップしている。

 また直接戦闘に用いた場合、キック力を何倍にも倍化することが可能であり、使用者の戦闘力によっては恐るべき武器とすることが可能である


 ちなみにブーツ形状ということで脱いでる時に盗まれることが考えられるが、外している時は自重を増強させて持ち運びにくくする機能があるのでまず盗まれることはない。


【技一覧】


飛天走:アキレスの羽で最も多用される技、装着者の自重を軽くし慣性制御により驚くような速度で飛行することが可能。かなりの距離を一気に飛ぶことが可能だが、精術発動の力の源は使用者の体力や生命力であるため、より高速でより長距離を取ることになると猛烈に消耗することになる。

 モーデンハイム家の執事セルテスが、ルプロアに対して帰還時の飛行の際に途中で食するための携行食を渡しているが、これはセルテスがアキレスの羽の特性を知っていたために行われた行動である


空戦舞:慣性制御能力をより精密にかつ高速に行うことで、常識外れなまでの立体空間移動能力を発揮するもの。これにより生身の通常の格闘スキルでは成し得ない、より高度かつアクロバティックな格闘戦を演じることが可能となる。

 また蹴り技時のインパクトを増強させることが可能で分厚い石壁すら一撃で破壊する事が可能


静音歩:歩行時に発生する様々の振動を完全に抑制することで極めて静かに移動することが可能

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る