悲しみに被られた愛

ニュアンス

悲しみに被られた愛

空を見上げ、光を望む。

暗い雲に影を落とされた

この雨の降りそうな時期に。


ゆかりえんかで

僕らは出会ってしまった。

愛してしまい、愛し合ってもいた。

心の奥底に響き、愛が歌が鳴いていた。


君を心の底から愛している。

いつでも信じている。

だが

君を太陽に思う僕を

雨に濡らされるのを望む君。

いかなる時でもいい。

それでも君は僕の太陽だ。


悲しい時にでも僕は君を見れば

何の苦しみだって経ていけるような

笑顔でいられる。


何度でも心を殺されようと

僕の心の暗闇に太陽を照らす君を

僕は喜んで愛する。


でも、終わった。


そんなある日に

君は焦って忘れる。

僕の積み上げた優しさが

まるで全くないかのように。


シワシワになっても君を心から愛する僕が

現実に負けたんだ。

辛いよ。

本当にツライよ。


愛をどんな次元でも超えようとする僕が

次元の下にいる君を愛するなんて

ツライ


心の無防備な自分さえ捧げ、

それでも君に嫌われることなんて

ツライ


ツライ、イタイ。

複雑な言葉がでないほどに

頭が感情に溢れる。


あーーー音だけ叫びように

思い浮かべるのは感情の言葉ばかりだ。


だが

君のせいじゃない。


僕が弱いんだ。

君を現実の波に攫われることから

救えなかったこと

人に批判されても

盾になってやれなかったこと。

ツライ

クヤシイ


僕のせいだ。

いつも僕が悪かったんだ。

すまない。

そしてさようなら。

君だけじゃない。


この世にも、

現実に負けた僕が

サヨウナラと

言っているのだ。

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悲しみに被られた愛 ニュアンス @Nyuance

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