エピローグ:仕事終わりのおっぱい PART2

「!? み、みみみみ未仔ちゃん!?」


 かゆみなど秒で吹き飛んでしまう。

 それもそのはず、未仔が帯を緩め始めたから。


 帯紐がはらりと重力に負ければ、同時に浴衣もはだける。

 まさに釘付け。


 うっすら外から差し込む街の光が、薄手のキャミソールから零れ落ちんばかりに目一杯膨らんだ胸や、ほっそりした引き締まったウエストをより立体的に、より扇情的に見せびらかす。


「えいっ」

「!?」


 追い打ち。理解不能状態な夏彦を、未仔が大胆にも抱きしめる。

 ただの抱擁ではない。夏彦の顔面が、これでもかというくらい未仔の豊満でマシュマロなおっぱいへと、ずっぽし埋まる埋まる。薄手のキャミソールなだけに、もう殆ど一体化している。


(この行為はもしや……? いやいやいや!)


 夏彦はちょっとしたデジャブを感じる。けれど、そんなことはあるはずがないと、一瞬よぎった妄想を閉じ込めようとした。


 そうは問屋かのじょが卸さない。


「男らしくなったナツ君に、ご褒美をプレゼントするね……?」

「ご、ご褒美? それって――、」


 言うが早し。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……」

「!!!???」


 夏彦、地上から天国へとひとっ飛び。

 未仔が自身の実りに実った果実を下から持ち上げると、そのまま夏彦が窒息しないよう、幸せになってもらえるよう、ゆっくり丁寧に動かしていく。

 男の浪漫、『ぱふぱふ』ここにありけり。

 夏彦は完全に思い出す。



『相応しい男になったときに、ぱふぱふをお願いします!』



 以前、琥珀にゲームでボコボコにされた帰り道、未仔と指切りげんまんしたあの日のことを。

 成長した自分を称えるべく、彼女が今まさにご褒美を与えてくれる。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……。元気になーれ、元気になーれ」

「~~~~~~~~っ!」


 知らないと言っていた未仔が、どこで覚えたのか、どこでマスターのしたのかは分からない。けれど、たゆんたゆんでポヨンポヨンのおっぱいでご奉仕する行為は、紛うことなき『ぱふぱふ』そのもの。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……。んっ……、ひぅ……!」

「あだlsgmlfらdmsv…………!」


 くすぐったいのだろう。優しくゆっくりと左右の乳を動かす度に、彼女の小柄な体がビクンッ、ビクンッと悶えるように震える。微かに漏れる吐息が、夏彦の脳へ身体をどうしようもなく未仔でいっぱいにさせていく。


 観覧車が頂上を通り過ぎる頃、幸せなぱふぱふタイムも終了を迎える。

 放心状態の夏彦が、彼女のおっぱいから顔へと注目する。

 よほど勇気を振り絞ったのだろう。夏彦の比じゃないくらい未仔のほうが羞恥に燃え上がっている。

 浴衣は乱れたまま、呼吸は少し乱れたまま、未仔は忙しなく三つ編みをいじいじ。


「あ、あのね……? いつでもご褒美あげられるようにって、ぱふぱふのことを調べて練習をしてたの」

「そ、そうだったのか……」

「ごめんね。初めてだから上手にすることができなくて」

「!? と、とととととんでもない! 未仔ちゃんの初めてを貰えたんだから、彼氏の俺としては最高でしたの一言だよ!」

「最高、だったの?」

「勿論! ご馳走様でしたって感じです!」

「こ、こちらこそ、お粗末様でしたっ!」


 ぱふぱふされた側、ぱふぱふした側。互いに顔を真っ赤にして感謝の気持ちを表し合う。

 そして、しばらく見つめ合えば、


「あははっ!」「ふふっ♪」


 恥ずかしい。

 それ以上に、愛おしい。

 だからこそ、二人は同時に抱き合ってしまう。


 この仲良しカップルが末永くイチャイチャし続けるのは、明々白々である。







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【謝辞】

ラストにして、ぱふぱふの伏線回収完了。( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!

第2シーズンはこれにて完結です! 


相変わらずの亀更新で申し訳なかったのですが、伸び伸びと書くことができ、僕自身とても楽しかったです。


未仔との恋愛を発展させつつ、友情もしっかり育め、夏彦自身もレベルアップ。

立派な男に少しずつですが、近付いていることでしょう!


発売中の2巻には、WEBにはない未仔視点が1話入っており、「ここで繋がるのか……! 萌え!!!」となるような仕様となっていますので、是非是非お手に取っていただければと^^



そして、

明日からは、まさかの第3シーズンに突入!

今後もおっぱいフレンズに楽しんでいただけるように頑張ります!

おっぱい万歳っ。

オッパイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノオッパイ



おっぱいフレンズは、ブックマーク&評価よろしくどーぞ。

Twitterもやってますʅ(◔౪◔ ) ʃ



【暇つぶしにどうぞ】

もう1つの作品、『構って新卒ちゃん』もよろしくどうぞ。

社会人さんだけでなく、学生さんでも普通に楽しめるので是非是非―。


-作品はコチラから-

https://kakuyomu.jp/works/1177354055408420052

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