第1話 フレンズ?ヒト?キミはダレ?

とりあえず今の状況は……

・ここが何処か分からない

・体が前生きてた時のものじゃない

・食料無し

うん、ヤバいなこの状況……おまけに見た感じジャングルだから何か猛獣が出るかもしれんな……


とりあえず人を探さないとな……


地図も無し、方位磁針も無し、…生き残れるかな自分


ピョコピョコピョコピョコ…ピョコピョコピョコピョコ…


何か音が聞こえる…これは機械の音か?

ちょうどいい機械あるなら人も近くにいるかもしれん、音は……こっちか









ピョコピョコピョコピョコ……


確実に近づいている……ここだ!


ガサッ!


……?これ機械か?いやどちらかと言うとロボットか……しかも自律型の

人が近くにいるかと思ったが……自律型じゃ無いかな……まぁ情報をもってそうだし話しかけてみるか(そうえばなんでジャングルにロボットが居るんだ…?)


「あーあーロボットさん聞こえますかー?」


「………………」


無理っぽいな、仕方ない自力で情報を……


ウィーン「はじめまして、僕はラッキービーストだよ」

「喋ったァァァァ!?」

は!いや待て待て喋れるかもしれないと話しかけたじゃないか……何故驚いているんだ…


「ラッキービーストさんか…聞きたいことがある…いいか?」

「なにかな?」

「ここは何処なんだ?ただのジャングルにしてはロボットがいるのはおかしいし…」

「ここはジャパリパークのジャングル地方だよ」

ジャパリパーク?ジャングル地方?

どこかで聞いた事あるような……


「ジャパリパークについて説明するね」

「あ、あぁ…はい、よろしく頼みます」


___________________

数時間後…


「……だけど分かったかな?」

「あぁ……はい……分かりました……」


まさか数時間も説明されるとは……

うぅあぁ……頭痛い……


ジャパリパーク…聞いた事あるような気がしたけど気のせいみたいだな……


「ありがとうラッキービーストさん」

ピョン

「後もうひとついいかい?」

「なにかな?」

「自分は人か?フレンズか?どっちなんだ?」

「………キミはフレンズだよ」


自分はフレンズか……ん?ちょっと待て


「何故自分がフレンズなのに話してくれたんだ?今の話が本当ならラッキービーストはフレンズには基本話かけないって……」

「ボクがキミに話しかけたのはキミが困っていたからだよ、それにキミはフレンズだけどヒトらしいし」

フレンズだけど人らしい?

「もっと詳しく教えてくれないか?」

「キミの7割はフレンズだけど2割がヒトなんだよ」

7割フレンズ、2割ヒト、じゃあ残り1割は一体……いや、今はいいか


「最後にひとつこのパークで今1番賢いフレンズは何処にいる?」


「アフリカオオコノハズクとその助手のワシミミズクだよ、図書館に居るんだ」


図書館………ここを目指そう


「ところで、キミの名前は何かな?」

「自分は……自分の名前は……」






「カミラ」


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