第3話 おう!ってオットセイは鳴くのだろうか?

荷物検査が私の番になる。

ここから入門検査のトークバトルスタートである(?)。


「この街に来た理由は?」


残念でした!既に考えてまーす。ベロベロバー!


「冒険者になりに来ました」


ファンタジー定番の冒険者ァ!

これで勝ったな。


「荷物はそれだけ?」


見りゃわかんだろ?

お前の目は節穴ですかオラァン!


「通ってよし」


楽勝だぜ。


「はい」


返事は最小限に私は街への侵入に成功した。


私って俳優でも食っていけたかもな。

この名演技誰も真似できまい。

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