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３
朝がくると、今までしなかった眠気がなぜだかどっと襲ってきた。
家族が活動し始めて足音や食器のこすれる音が頭の中で響いた。
それが嫌でたまらなかった。まるで自分だけがこの世の真ん中に置き去りにされているようだった。
外から聞こえる音を自分の体から消すように目を瞑った。
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