私は貴方にズバッと言わせてもらいます
一ノ瀬 彩音
第1話 婚約のお話
私には以前から恋人としてお付き合いさせて頂いている男性の
お方がいるのですけれど、その人とは偶然にも仕事場の人で
最初はお仕事のパートナーとしていたのですが、そのうちに
お仕事以外でも交流するようになると、私とその男性は
意気投合して恋人同士となるのです。
勢いやその場で恋人同士になってしまうと、ろくな事がないので
本当はやめた方がいいのだけれど、それでも意気投合しているので
真剣に恋人同士になったのです。
恋人同士になると仕事場ではお仕事のパートナーでお仕事以外では
恋人同士としっかりとメリハリをつけて過ごしているのです。
そんな時、男性の方から婚約のお話を持ち掛けられますけれど、
私は今はいいかなってと言ってお断りします。
お断りすると男性は残念そうなお顔をしているので申し訳ない事を
したのかなって考えています。
私のお名前は
年齢28歳、職業OLです。
男性のお名前が
年齢28歳、職業サラリーマンです。
私と卓司はお生憎様、同い年でとても良い雰囲気です。
婚約のお話はどうしても今はいいし、そこまで焦って婚約する事もないかなって
感じている。
結婚というのにはご興味ありますけれど、そこまでして結婚はしたくないし、
結婚してしまうと自身の自由なお時間が無くなってしまいそうで
嫌かなって思います。
翌日、お仕事場で卓司とお話していると、卓司からまた婚約のお話が出ますが、
私は丁重にお断りします。
またしても卓司は残念そうなお顔をしているけど、私は申し訳ないとか、
そういう気持ちを抱く事はありません。
結婚というのは人生に一度しかないので何度もするものでもないし、
何度も結婚するという人の理解がよくわかりません。
どっちにしても今はそういうお話は興味ありません。
しかし、卓司は何度も何度も婚約のお話を持ち掛けてくるのですけれど、
さすがに私はしつこいので卓司に向かっていい加減してよと言うと、
卓司は悪いと言って何処かへ行ってしまうのです。
それからというもの、お仕事場では卓司とパートナーでしたが、お仕事でも
あんまりお話しなくなるし、プライベートのお時間でも卓司からご連絡は
来ないという日が多くなるのです。
卓司からの婚約のお話は了承した方が良かったのかなとも考えますけれど、
私は私の考えがあるのでお断りしていたのです。
それにズバッと言ったのがいけないのか、よくわからないので私には
どうする事も出来ません。
翌日、お仕事場でいきなり卓司からこう言われます。
彩音と婚約が出来なければ、俺は彩音と別れると言われる。
その言葉を聞いた私はどうする事も出来ないし、何もする事もないので私は
卓司との恋愛をやめる事に致します。
私は卓司にズバッとある事を言います。
ある事とは卓司と別れるって言いますと、卓司はわかったと言って私の目の前から消えます。
その後、お仕事場でもプライベートでも卓司とは会わなくなり、寂しいというか、
悲しいというか、そういう感じなのでどうしようもなかった。
後戻りは出来ないし、私は私で次の恋愛を頑張るしかありません。
私は貴方にズバッと言わせてもらいます 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019
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