スベテノハジマリ
卯月
第1話 入学式(1)
桜が咲きほこる。そんな中、私は入学式の日を迎えた。今日、中学生の仲間入りをする。『違う小学校だった人と、仲良くなれるといいな』などと思いつつも、『そんな簡単じゃない』と言っている私もいる。そんな不安と希望を抱えながら、私は家を出た。
学校につくと、クラス編成が表示されていた。知っている名前はあまり見当たらない。教室に向かおうと思い、足を踏み出す。教室に近づくにつれ、足が重くなっているような感覚がしている。そんな中、後ろから肩を叩かれ、大きい声を出してしまった。そして後ろを向くと、知らない男の子がいた。私と目が合うと、男の子は、
「あ、え、人違いだったぁ!!ごめんね。俺の名前は新河颯希。よろしく!!」
と私に言った。私は、
「尾瀬沙月です。さつきって、名前一緒だね。」
と私が言うと、新河くんの友達らしき人が、
「颯希ィ!!置いてくぞー。」
と言い、新河くんは、私に別れを告げて、友達の方へ行った。新河くんと、わかれたあと、私は、再び教室へと向かった。
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