序
祓い屋
『かぐら骨董店』
それは名前のごとく古い骨董を扱う店ということにされている。
しかし、その実態は、世の中に蔓延む『鬼』や『あやかし』という類のモノとの闘いを繰り広げる“祓い屋”の役割を担っていた。
普段は関わることのない世界。
そこへ踏み入れたものにのみ、『依頼』することのできるという『祓いの依頼』
そして、
ここにまた一人
非日常的なものに触れ、『依頼』へとやってきたものがいた。
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