設定資料 魔術書【地霊の左官鏝 第一巻~第三巻】
※設定資料です。 興味のない方は読み飛ばしてください。
地霊の左官鏝は建物を改造・修理するための魔術が記された一連の書物。
内容としては、以下の魔術が記されている。
【第一巻内容】
■破損を見る眼(ディティクト・ダメージポイント)
……魔術の眼で建物を透視し、傷み具合や修理の必要な場所を調べる。
精霊アドルフよ、その精妙なる眼をしばし我に貸し与えよ。
■釘撃ち(ネイリング)
……手にした物体を釘に換え、指定した場所に打ち込む魔術。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
汝、我が釘となりて、我が望みしままに穿て。
■彫刻(カービング)
……対象に術者のイメージしたデザインを彫刻する。
彫刻する材質と対象の大きさによって必要な魔力がかわる。
精霊アドルフの真の名とその祝福において、我が思う姿をここに刻まん。
■来たれ、アドルフの槌(チェンジ・アドルフハンマー)
……この著書「地霊の左官鏝 第一巻」を、一時的に精霊具「アドルフの槌」に変化させる。
「アドルフの槌」は、触れた全ての構造物の形を変えることで、命を持たない存在全てを破壊する。
また、「地霊の左官鏝 第一巻」に記された全ての魔術を短縮詠唱で発動できる触媒となる
【第二巻内容】
■廃棄交渉(ディスポーサル)
……地の精霊アドルフを呼んで、いらなくなった資材を引き取ってもらう。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
汝ら役目を終えし者共よ。
速やかに混沌へと還れ。
■築材をくれないか(バーター・ビルディングマテリアル)
……地の精霊アドルフと交渉し、手持ちの何かを建築資材と交換してもらう。
精霊が価値を認めないものは交換の対象にならない。
精霊アドルフよ、われは汝を呼び交渉を試みる。
我が呼びかけに応えたまえ。
■石塊の癒し(リペア・ストーン)
……石で出来た構造物の破損を修復する。
修復後の形を正確にイメージできなければ効果は発動しない。
欠落部分の修復には、破損した部分を補填するための同じ材質が必要。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
われは石塊にその血と肉を与え、これを癒さん。
■木の癒し(リペア・ウッド)
……木材でできた構造物の破損を修復する。
修復後の形を正確にイメージできなければ効果は発動しない。
欠落部分の修復には、破損した部分を補填するための同じ材質が必要。
この魔術で生きている植物を修復することも可能だが、死んだ植物を蘇らせることはできない。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
われは木よりなりし森の子にその血と肉を与え、これを癒さん。
■来たれ、アドルフの包み布(チェンジ・アドルフクロース)
……この著書「地霊の左官鏝 第二巻」を、一時的に精霊具「アドルフの包み布」に変化させる。
「アドルフの包み布」は、生命も魔力も帯びていないものであれば、無限に収納できる。
また、「地霊の左官鏝 第二巻」に記された全ての魔術を短縮詠唱で発動できる触媒となる
【第三巻内容】
■穴埋め(シーリング)
……耐久性の高いシーリング剤を呼び出し、外壁を構成する資材の穴埋めをする。
術者の能力とこめた魔力が耐久性に影響する。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
繋ぐ者よ、あれ。
■断熱封印(エンチャット・サーマル・インシュレーション)
……建築材を祝福し、断熱効果を与える。
断熱効果は術者の力量に依存。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
夏の暑さよ、冬の寒さよ、永遠に退くがいい。
■うごめく泥霊(サモン・マッドスピリット)
……泥に精霊を憑依させ、術者の意志に沿って自在に動くようにする。
呼び出された泥は合図ひとつで一瞬にして乾く。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
生まれなき、形なき精霊よ。
泥に宿りて我が望む姿を成せ。
汝、今こそ石へと還らん。
■来たれ、アドルフの左官鏝(チェンジ・アドルフモルター)
……この著書「地霊の左官鏝 第三巻」を、一時的に精霊具「アドルフの鏝」に変化させる。
「アドルフの左官鏝」は、所持者の魔力を無限にコンクリートへと変換し、その表面から放出する。
また、「地霊の左官鏝 第三巻」に記された全ての魔術を短縮詠唱で発動できる触媒となる。
精霊アドルフの真の名とその祝福において命ず。
汝、第三の書に秘められた真の姿をここに求める。
著者はアドルフ・ローマン
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