ひとりにさせて
リーとミノリの喧嘩が始まって、3日目です。
今日も寝れませんでした。ミノリのご親切で朝早くから目を覚ましました。ミノリに仲直りすることを、勧めました。ミノリは話をよく聞いてくれて、仲直りを考えてくれました。朝食の時に、ミノリと一緒にリーに話をしに行きました。だけどリーは話を聞いてくれませんでした。頑固者なのです。朝食中はダイルの嘆きの詩を聞かされました。内容は、ポテトフライが冷めてて硬くて不味いというものでした。授業中もリーはピリついているし、ミノリはわたしに何か言ってくるし、大変でした。
ふと外を見たら、外では少し雨が降っていましたので、わたしは何か、変な感覚になりました。今すぐ授業を飛び出してひとりになりたいと、そう強く思ってしまいました。そしたら、体は震えが止まらなくなりました。早く外に出たいと思ったわたしは、授業が終了したと同時に外へ飛び出しました。誰よりも早く駆け足で、校舎の裏側にある、裏庭に行きました。裏庭には、植物が手入れされており、休み時間にはあまり人も寄り付かないので、そこへ行きました。わたしは植物に囲まれながら、雨に打たれる中、ひとりで立ち尽くしてました。何も考えずに。授業も関係なしです。怒られても何も考えないと決めました。ミノリとリーのことも、何も考えないようにしました。しばらくすると、アビーが傘をさして立ち寄ってきました。アビーはわたしの前を何度も行ったり来たりして、その後に植物を眺めた後、わたしに何してるのか聞いてきました。わたしは、しばらく黙ってるとアビーは、自分がさしていた傘を渡してくれました。風邪をひくからダメだと。そしてアビーは保健室にわたしを連行したのです。びしょ濡れだったから。わたしは制服の替えを持ってきて、着替えました。制服は保健室で乾かしてくれました。
時間が経ち、夜ご飯の時にマイク達が保健室に来てくれました。リーは今までのことを反省してくれて、ミノリと仲直りしたみたいです。ミノリもわたしを巻き込んでしまったことに、反省してくれました。夜ご飯はいつも通り、みんなで食べました。美味しかったです。
そういえば、制服どうしたっけ?わたしとしたことが…。明日取りに行こう。
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