やつらのお出まし
昨日は、寝る時に暗闇に光る雷を見て寝ました。とても安心して寝れました。
今日はとても晴れていました。蒸し暑い感じがしたのは嫌でしたが、雨の次の日が晴れると、とても清々しい気分にはなれます。しかし、嫌なこともありました。
昨日、生物の授業の時に、仲良くなったフリンダという子がいるのですが、なんかずっと付きまとってくるのです。最初は、わたしの被害妄想かと思って、周りの人に笑われましたが、植物の授業でマイクと席が隣になれたので、ヒソヒソ声でそのことを話しましたら、マイクも、たしかに。と言っていました。ちなみにその時も、フリンダはチラチラ見てきました。晩御飯の時も、私たちが座ってる席の、近いところで座って食べてましたし、言ってしまえば、盗聴や監視をされてる感じでした。
心配で寝れないです。
昨日はあんまし寝れなかったです。フリンダに監視されているなんて考えたら、怖くて怖くて。まぁ、わたしの被害妄想なんだろうけど。
わたしは今日、試しにいろんな行動に出てみました。例えば、ひとりで女子トイレに行って、鏡を見ながら身だしなみを整えるフリをするのですが、案の定、フリンダは来ますし、わたしを見たあとは個室に閉じこもりました。
わたしは、フリンダがどんな人間なのか、観察をしてみたくなりました。(フリンダと同じにならないようにはするつもりです。)そこで、いろんな人にフリンダの話を聞きました。いろんな人に聞いていくと、「フリンダはいい子」だとか、「彼女はかしこい!」だとか、「規律には厳しい」とか、いろんな話が聞けたのですが、中でも衝撃的だったのは、ゴシップ好きのクララに聞いてみたところ、「フリンダは、一年生の中でも珍しい評議委員会の一員らしい。」という返答が出たことです。ここで来るか…とは思いました。評議委員会だなんて、わたしは目の敵ではありませんか。
いいでしょう。そっちがその気なら、正面からぶつかってやろうではありませんか。言われたらそのまま、言い返してやります。
…やっぱ怖いのでなしで。退学とかになったらどうにもまず、やっていけませんから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます