第26話 通過電車
短歌一首
君に会うために乗るのは大袈裟か
発車見送る 銀河鉄道
君に会うために夜道を歩く。
空を見上げると星々が煌めいている。
遠くから電車の音が近付いてくる。
ふと思い出し、上着のポケットを探る。しかし目当ての物はない。
君の所まで走る銀河鉄道の切符は持ち合わせてないらしい。
星をかけ巡る列車は一筋の流れ星となって消えた。
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