第3話沖縄①

 多分、読者のみなさんは書かれてなかったから分からないと思うけど、沖縄県那覇市に2時間で着いた理由は、数学魔術のおかげである。

 数学魔術の瞬間移動術式座標を使ったから着いたのだ。この術式は、ある座標を指定したらそこに瞬間移動するという、とても便利な術式だ。闘いにも使われたりするが、殆どは、遠い所に行く時によく使う。真っ直ぐにしか行けないのと、消費魔力がハンパじゃないのであまり使いたくないのだが…


「じゃ、まず情報収集だわ!零時ちゃんは、58号線の所をよろね〜!私と真美ちゃんは、観光に行って来るわ〜」


と言い、ロリコンボスと真美は走ってどっか行った。正直の所俺も観光に行きたかったのだが、我慢して58号線に向かう事にした。

「まず、どうやって探すかだが、まず組員を探して情報を聞くか…」

 敵感知術式!発動!

そう言うと、半径5kmの人達をくまなく調べた。

ひっかかったのは、10人程度だ。

一番近くにいた組員を拷問して話を聞くか…


そのころロリコンボスand真美では…


「やだこれとても美味しいじゃな〜い」

「こんな所でゆっくりしてて良いんですか?」

「良いのよ、零時ちゃんならもうすぐしたら終わるわよ☆」

「なら良いのですが…」

頑張って下さい!零時君!


その頃零時では…


「おい、さっさと剣山の居場所を吐け!」

そう言いながら俺は、自分の腰に常備していた黒刀を組員の首の前に突き出す。

「言わねーんなら、喉を切って海に捨てるか…」

「言、言うからそれだけは…」

「じゃー、場所は?」

「ボ、ボスは今米軍基地近くのホテルにいる」

「ありがとな、後は天で見とけ」

そう言い、俺は組員の首を斬った…


1時間後…

「お前らな〜、俺に何か言うことはないか?」

「ごめん!零時君」

泣きながら真美が謝っていたので許すか…

「はぁ〜、もういい…」

「で、零時ちゃんは何か収穫はあったの?」

ちょっとイラっとしたが、なんとか押し殺していた。

「あー。剣山は今、米軍基地近くのホテルにいるらしい」

「あら、そうなの?ありがとう零時ちゃん☆」

 もう、いっそこいつ殺しても良いですか?

「なら、場所も分かっちゃったし、早速偵察に行くわよ〜」






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