第5話

おはようございます。シャロです。


ダ〇ソンのように胃に食事を収めた彼は、現在夢の中にいます。世界の終わりみたいな状態のベットを軽く整え、はみ出した足をしまいました。


まずは麓に降りて、若夫婦へ薬を届けなくては。私は籠を持って家を出ていきました。



「ありがとうー!ちょうど今切らしてたの!あの人ったらまた飲みすぎたのよ!もう、本当に助かっちゃうー!」


嬉しそうに薬を抱きしめる若奥様。


「この、にがーい丸薬で懲らしめちゃいましょ?」


そう私が言うと、奥様はにやりと悪い笑顔を覗かせました。でもたぶん、私も同じような顔をしているのでしょう。


次に、私のお店へ向かいます。若夫婦の家から歩いて10分。海の見える崖の上に、私のお店はあります。


名前は『パナケイア』


白い壁に蔦が絡み、樫の木の扉は重厚です。

でもこの扉…


「よっこらしょーいち」


上にあげるタイプの扉なんですよね。


拝啓 3番目のお姉様へ


よっこらしょーいちは古いみたいです。

残念ですよね。お姉様の十八番なのに。

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