【作者メモ】

【資料】

「競プロって何ですか?」に関する資料(作者が設定を忘れないためのメモ)。


*ネタバレを含む

*設定を考えるのは結構楽しい


目次

- 登場人物

- 部活動・同好会

- その他



□登場人物



--- 競技プログラミング部 ---


小流こながれ詩織しおり

 この物語の主人公。事なかれ主義。友人との会話や遊びに行くことなどよりも、一人でいる時間が好き。頭の中では色々考えているが、口から出る言葉は当り障りのないものばかり。担任の山口先生に勧められて競技プログラミング部に入部した。

 子供の頃から好奇心は旺盛。しかし、飽き性である。一つのことが長続きせず、何事も中途半端な状態で終わってしまう。詩織はそんな性格を変えたいとは思っているが、きっかけがない。競技プログラミング部に入部したことがそのきっかけになるのかどうか。

 名字の由来は競技プログラミング用語の「最大流問題」。下の名前は声優の井澤詩織さんからとった。私は最大流が何かよく分かっていないが、競技プログラミングに関係していて、かつ、珍しい名字にしたかったので、「小流」という名字にしてみた。名前の「詩織」は、単純に私が井澤詩織さんが好きだったため。特に意味はない。

 この作品は詩織の視点(一人称視点)で書いている。私は一人称視点をあまり書き慣れていないため、できるだけ書きやすくするために詩織の性格を少し自分に似せた。性格を似せることで私自身も詩織の視点で物語の中に入れるのではないかと考えた。実際のところ多少はうまくいっている気がする。


時田ときた早希さき

 本作一ヤンチャな人。髪を茶色に染め、制服を着崩し、さらに相手が誰であろうと態度がでかい。常に問題を起こしがちではあるが、驚くことに学力は学年トップクラスという扱いづらい人物でもある。最も珍しい部活を探していたら競技プログラミング部に辿り着いた。

 交友関係は広くもなく、狭くもない。誰にでも気さくに接しているが、本当に仲良くなるのは校内でも数人程度。仲良くなる基準は面白い人かどうか。早希は常に面白い人生を歩むために必要なものを探している。

 根は優しい。捨て猫などがいたら拾って帰るくらいの優しさ。実際に、早希は拾ってきた猫を家で3匹飼っている。猫の名前は拾ってきた順に、一郎、次郎、三郎。3匹とも早希が名前を付けた。ちなみに、次郎と三郎はメスである。

 学校近くの高野喫茶店でアルバイトをしている。主に、オーダーと取ってくることと、簡単な料理を担当している。最近はオムライスづくりの腕前をかわれ、オムライス担当にもなった。また、この喫茶店では木戸茜もアルバイトをしており、木戸とは仲が良い。木戸とは家が近所で幼馴染。

 時田早希の名前の由来は特にない。ぱっと思いついてこの名前を付けた。早希の人物像は誰よりも真っ先に思い浮かんだ。サバサバとしていて不良チックで、だけど優しくて、頭が良い、みたいなどの学校にも一人くらいいる人。複数人の中でも中心にいることが多いのに、一人でいることも好きみたいな人。私はそんな人に少し憧れを持っている。つまりオールラウンダーみたいな人。


西にし玲奈れいな

 小さな女の子。制服を着ていなかったら小学生と見間違うかもしれない、人形のような見た目をしている。いつも無表情で何を考えているか分からないが、ときには積極的な態度で物事に取り組む姿勢を見せることもある。部員数が少ない部活を探していたら競プロ部に辿り着いた。

 本作のダークホース。この作品が面白くなるかどうかは玲奈次第だと考えられる。ありきたりなキャラクターではなく、できるだけ特殊なキャラクターに仕立て上げたい。これは作者の力量による(難しいね)。

 何を考えているか分からない人だが、実際のところ、思考はかなり単純で、好きなことを自由にするだけである。逆に、面倒なことは本当にやりたくないので、将来の夢は秘書を雇うこと。秘書を雇えるくらいに稼げる人間になることを望んでいる。

 元々パソコン関連には興味を持っていて、プログラミングなどは独学で学んでいた。ゲームの腕前も相当なもので、どんなゲームでも一週間あればトップレベルにまで上達できる。様々なゲームのランカーで、ゲーム界隈では有名人。

 人付き合いは好きではない。人と話すことが面倒だと思ってすらいる。詩織と早希とは話す。それ以外の人とは基本的に話さない。話しかけられたら簡単な返事を返すくらい。

 名前の由来は声優の西明日香さんの”西”と、アニメ「響け!ユーフォニアム」の登場人物である高坂麗奈の”玲奈”。どちらも好きな人から名前をもらった。やはり自分が知っている魅力的な人物から名前をもらったほうがキャラクターのイメージがしやすくなると思う。そのため私はよく声優さんや作品の登場人物などから名前をもらったりしている。



--- パソコン部 ---


木戸きどあかね

 何かと競技プログラミング部にちょっかいをかけてくる面倒な子。かまってちゃんタイプで、他人に興味を持たれると嬉しい。教えたがりでもあり、質問されれば文句を言いながらも答えてくれる。とても扱いやすい。

 西玲奈と対極に位置する人。身長だけは玲奈と同じくらいだが、それ以外はすべて真逆。たくさんしゃべるが頭はあまりよくない。思考はシンプルであり、また、考えていることをすべて口に出してしまうので、周りにいる人たちは木戸が何を考えているか容易に把握できる。ゲームは好きだが、下手。一年以上遊んでいるゲームも、腕前は初心者並み。しかし、木戸自身はあまり気にしていない。「ゲームを遊ぶこと」自体に面白さを感じているため。

 パソコン部らしく、週末は自作パソコンに勤しんでいる。お小遣いやお年玉、稼いだアルバイト代などは、すべてパソコンにつぎ込んており、その額は50万円以上。そこそこ高スペックなパソコンになっているが、使い道はゲームくらいしかない。

 時田早希と同じく、高野喫茶店でアルバイトをしている。オーダーはまともに取れず、料理もできないため、基本的には裏方仕事を担当している。木戸は皿洗いの仕事が気に入っているため、裏方仕事しか任されていないことをあまり気にしてはいない。接客仕事をやってみたいという気持ちも多少ありはする。

 木戸茜の名前の由来は熱い感じを出すために茜色から決めた。茜という名前にしようと決めてから、茜に合う苗字を探して木戸にした。木戸にした理由は語呂が良かった以外にない。競プロ部とパソコン部は密接な関係にあるため、パソコン部側の重要人物として木戸茜を登場させた。


■春崎さん

 パソコン部部長。本作一の常識人。人間としてはできた人であるが、コンピュータ関連には疎い。つまり、機械音痴である。パソコンに強くなるためにパソコン部に入部したが、高校3年生を迎えた今でもまだパソコンに対して苦手意識がある。




--- ゲーム研究部 ---


枝刈えだがりかおる

 ゲーム研究部所属。副部長。天才肌。ゲーム、パソコン、プログラミングに詳しい。競技プログラミングも一種のゲームとして嗜んでいる。話しかけられることを嫌っているが、ゲームのことであればその限りではない。

 ゲームが好き。特に流行りのFPSゲームを好んで遊んでおり、腕前はプロ並み。動画配信サービスでゲームのプレイ動画を投稿すれば、一週間で数十万回くらい再生される。インターネット上では彼女を「師匠」と崇める人もおり、一部では神格化もされている。

 名字の由来は競技プログラミング用語の「枝刈り」。枝刈はちょうどよい名字だなと思って付けてみた。下の名前「薫」は語呂が良かったので付けた。特に意味はない。

 競プロ部員たちが閲覧した「女子高生の女子高生による女子高生のための競プロブログ」の管理人。えだりんちゃんとはこの枝刈薫のこと。つまり、薫は普段クールな雰囲気をまとっているが、インターネットの中ではテンションが高い。ゲーム配信などでもド派手にかましている。



--- 世界終末予想部 ---


■金子

 世界終末予想部部長。2年生。先生だろうが、生徒だろうが、すべての人を見下している。自分が世界一頭が良いことを信じて疑わない。実際に、そこそこ要領がよく何事もこなすことができ、普段から頼られることも多い。

 時田早希とは犬猿の仲。早希は基本的に誰にでもため口であり、金子も例外ではない。金子は早希のその舐めた態度が気に食わない。しかし、早希が作るオムライスの美味しさだけは認めている。高野喫茶店の常連客。


■楠

 世界終末予想部副部長。常に本を読んでいる文学少女。放課後は必ず部室までくるが、ずっと黙ったまま本を読んでおり、下校時間になるとすぐに帰る。世界終末予想部に入った理由は、活動内容がなかったため。



--- 鋸山登山部 ---


■金剛

 鋸山登山部部長。身長180cm、体重120kg。あだ名は「戦車」。小さい頃から柔道をやっていたこともあり喧嘩では負けなし。これまで日本中のいくつもの山を登ってきた登山家でもある。鋸山は生まれて初めて登った山であり、強い思い入れがある。



--- 新聞部 ---


■舞木

 新聞部部員。新聞部のエース。いつもどこかの部室に入り浸っては、新聞に取り上げられそうなニュースを探している。競技プログラミング部が再び活動し始めたことを新聞に書いたのはこの人。

 良くしゃべる。雰囲気はアニメにたまに出てくる詐欺師みたいな人物。話術に長けており、自分が欲しい情報だけを効率的に聞き出していく。しっかり相手を楽しませることも忘れない。人と話すことが好き。

 趣味はカメラ。新聞に載せるための写真を撮るために、いつもカメラを持ち歩くようになる。そこからカメラの面白さに気付き、そのまま趣味となった。

 


--- 先生たち ---


■山口先生

 詩織の担任教師。ゴリラのような見た目をしており、顎には立派な髭を蓄えている。第一印象では相手に怖がられてしまうことが多く、そのことは本人も少し気にしている。面倒見が良く、生徒の立場になって物事を考えてくれるので、長く付き合いのある生徒からの信頼は厚い。


■高橋先生

 競プロ部顧問。パソコン部とゲーム研究部の顧問でもある。数学科目と情報科目を担当している先生であり、競技プログラミングにもそこそこ理解がある。良い先生ではあるが、婚期を逃しかけている焦りからか、情緒が不安定になるときもしばしば。それでも良い先生である。



--- その他人物 ---


小川おがわ裕子ゆうこ

 詩織の小学校以来の親友。外見、頭脳、性格、運動能力、家柄などすべてが優秀という完全無欠の超人。趣味で小説を書いており、文芸部にも所属している。何かと詩織を気にかけてくれる優しい人。


■マスター(高野)

 高野喫茶店のマスター。髭面の29歳。高校卒業後、アルバイトで貯めたお金を使って、世界を旅して回った。その中で、コーヒーの美味しさに気付き、喫茶店を始めた。




□部活動・同好会(一部)


■競技プログラミング部

競技プログラミングを行う部活


■パソコン部

パソコンを扱って行うこと全般に取り組む部活


■ゲーム研究部

ゲームに関する技術について研究する部活


■世界終末予想部

人類がいつ滅亡するのか様々な観点から予想する部活


■鋸山登山部

鋸山を登る部活(ロープウェイ可)


■新聞部

校内のニュースを取り上げた新聞を作成する部活


■動画配信同好会

YouTubeに様々な動画を投稿する同好会




□その他


■二分丹女子高等学校

 小流詩織たちが通う高校。そこそこの進学校で人気も高い。部活と勉学の両方に力を入れている。全国大会に出場する部も多数。


■高野喫茶店

 二分丹女子高等学校の近くにある落ち着いた雰囲気の喫茶店。居心地がとてもよい。時田早希と木戸茜はここでアルバイトをしている。マスターは髭面だが、見た目に反して若くまだ29歳である。インターネット環境あり。


■競プロ部員のパソコンイメージ

- 小流詩織 : Lenovo ThinkPad

- 時田早希 : Apple MacBook

- 西玲奈 : Asus ZenBook


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