第6話
彼女が去った日の夜。
俺はひさしぶりに、しずかに話しかけることにした。
「しずか、そろそろ飯にするぞ。何が食べたい?」
・・・・・
「しずか、どうした?」
何かがおかしい。
しずかがイメージできないのだ。
しずかの顔、姿、声・・・なにもかも。
「しずかが居ない?俺のとなりにしずかが居なくなった?」
馬鹿な、しずかは俺のイメージに過ぎない。俺が想像すればしずかは現れるはずだ!
それから懸命にしずかをイメージしようと頑張ったのだが、ついにしずかは現れなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます