リョウシン

らきむぼん

リョウシン

*この小説はツイッター上で投稿し、アンケート機能を使用して二パターンの結末を選択できるように作ったものです。お好きな選択肢を選び、ルートを進行してください。


『リョウシン』



 全ての始まりは私のリョウシンだった。

 ある日の朝、私は近所で見知らぬ男が鍵を落とすのを見かけた。私はすぐにそれを拾い、男性に声を掛け、手渡した。男は大事な鍵だったから助かったと礼を言い、頭を下げた。

 それから丁度五日ほど経った頃だった。一人暮らしの私の部屋に封筒が届いた。中には数枚の写真が収められており、それは全て私の部屋の写真だった。この部屋に友人を招いたことはなく、そんな写真が存在することはあり得ないはずだった。

 私はその不気味な写真にひどく恐怖した。それから毎日、帰宅すると同じように封筒がポストに入れられており中には部屋の写真が入っている。警察に相談しようかとも思ったが騒ぎを起こして両親に心配を掛けたくもなかった。

 私の両親は私の一人暮らしに強く反対していた。知人にストーカー被害者がいるなどと嘘を吐き私を怖がらせるようなことをするほどだった。

 写真が送られてくるようになって四日後、私は先日近所で鍵を拾ってあげた男と偶然道ですれ違った。

 男は笑い、先日はどうも、と会釈をした。私の中で、ある疑念が生まれた。あの男が私の部屋に忍び込んであのような写真を撮って送り付けているのではないか。一度疑念が生じると、どうにもそのような気がしてきて、私は恐ろしくなった。

 その日も写真が届いた。そして今日は更に私の部屋のベッドの上に赤い文字で書かれたメモが置かれていた。メモにはこうあった。

「私はいつも見ている」

 ついに私は耐えられなくなり、



 選択肢A 警察に電話をした。


 選択肢B 部屋に監視カメラを仕掛けた。



 投票はこちらのツイートで行われました。

 https://twitter.com/x0raki/status/660328893379821568

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