フィク騙風 航空鉄道事故小説

真冬 雪々(まふゆ ゆきゆき)

『Chain of misfortune(不幸の連鎖)』(再現パート編)

(ナレーション)最新鋭の無限軌道列車が、


機関士「何だ!?一体どうなってる!?」


(ナレーション)ラズール海峡の上空、高度わずか8000ftで突如、異常な急降下を始めました。


機関士「仕方ない、私が操縦する。オートパイロットオフ!」


(ナレーション)必死に機体を制御しようとしますが、


機関士「今度は何だ!?」

機関助士「デイブさん、自動注油装置の故障です!」


(ナレーション)次々に現れる不具合が列車を襲います。


機関士「ショーン、最寄りの陸地までは何kmある?」

機関助士「えぇと……あと30km程、ギンセールのオールドべッド岬です!」


(ナレーション)岬の草地への不時着を試みようとする機関士達。


機関助士「やむを得ん、速度を100km/hまで落とした上で、そこに不時着しよう。」


(ナレーション)しかし、その不幸は連鎖します。


機関士「クソッ、速度が落ちてる!」

機関助士「このままだと、軌道限界速度を下回って、軌道が崩壊します!」


(ナレーション)後戻りの出来ない、絶体絶命の窮地の中、


機関助士「地面まであと200ft!!」

機関士「しっかり掴まれ!!!」


(ナレーション)乗員・乗客254名の運命とは……


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ピコピコピコ


メーデーメーデー


すこ熊機関士ヒゲ


(ナレーション)これは実話であり、公式記録、専門家の分析、関係者の証言を元に構成しています。


フィクションじゃ無いのかよ!騙された!!

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《副題『Chain of misfortune(不幸の連鎖)』》


(ナレーション)ラズール海峡を走行中の、ノースメンルティア鉄道1281列車。この列車はドゥオキデムの港町、ラズールポート駅から、リギリスの首都近郊に位置するニューランドン国際ステーションを目指す、ノースメンルティア鉄道の花形特急「シーサーペント号」です。


[賑わう食堂車の風景]


(ナレーション)車内は、世界を飛び回るビジネスマンや旅行中の人で賑わっており、リギリスの人気ダンスポップグループ「ドラゴンフルーツ」の三人組も乗車していました。今は昼時で、食堂車では、乗客がランチを楽しんでいました。


先頭で列車を牽引するのは、ドゥオキデムのフィッシェル社製、AL-450形魔導圧機関車。最新鋭のコンピューターシステムと自動操縦機能を有する、中型の高性能機です。現在はハイルランドの南西約400kmの上空を走行していました。


[キャブの風景]


機関士「おっ、もう食い終わったのか。」

機関助士「へへっ、美味しくてつい……。流石、豪華特急ですね。昼食の味も、鈍行のまかないとは大違いだ。」


(ナレーション)機関助士のショーン・パドレスです。ノースメンルティア鉄道の機関士見習い試験を社内トップの成績で通過した、期待の若手です。走行経験は1500時間ほど有りますが、特急乗務を始めたのはつい先週で、この機関車に関しては新人です。


(機関助士インタビュー)『私は、小さい頃から、世界を駆ける夢幻軌道の機関士になりたかったんです。だから、ノースメンルティア鉄道の花形特急の機関助士を任されたときは、嬉しさで飛び上がりそうになりました。とにかく、楽しい乗務でしたよ。……あの時まではね。』


(ナレーション)ショーンの左側、機関士席に座るのは、退役軍人のデイヴィッド・ジョンソン機関士です。彼は元軍人で、戦闘列車の機関士をしていました。走行時間は16000時間を超える、ベテラン機関士です。


(機関士インタビュー)『その日の運転は、極めて順調そのもので、何かが起こりそうな気配は、少しもしませんでした。巡航中は全てオートパイロットに任せているので、私とショーンはたまに計器をチェックしながら、まかないのランチを食べて、一息付いていた所でした。』


(ナレーション)その日、1281列車に乗っていた、乗客のジョン・パドックです。


(乗客インタビュー)『その日はちょうど、妻と食堂車でレバニョン料理のランチを食べていて、凄くリラックスしていたと思います。』


[食堂車で騒ぐドラゴンフルーツの女三人組]


(乗客インタビュー)『ただ、隣の席にいたドラゴンフルーツの三人組が、何というか……だいぶ騒いでいたので、給仕の人に頼んで、席を変えて貰ったんです。』


(ナレーション)食堂車で給仕をしていた、ミシェル・レナードです。


(給仕インタビュー)『私は、お客様からオーダーを聞き取ってキッチンへ伝えたり、出来あがった料理を運んだりしていました。ドラゴンフルーツのお客様にお水を頼まれて、炭酸水をお出ししたんですが、「真水が欲しい」と言われたので、ちょうどキッチンカーに戻る所でした。』


(ナレーション)しかし、その平穏は突如崩れます。


(乗客インタビュー)『突然、列車の前の方から悲鳴が聞こえて、まるでジェットコースターの様に海に向かって落ち始めたんです。』


(ナレーション)ノースメンルティア鉄道1281列車は、突然急激な降下を始めました。


機関士「何だ!?一体どうなってる!?」

機関助士「1番CACダウン!メイン制御補助コンピューターの故障です!」


(ナレーション)CAC、ControlAssistComputerは、機関士の列車操縦を補助する為の、魔導コンピューターです。機関車や列車の各部に取り付けられたセンサーから送られてくる情報を分析し、最適に列車の制御を行います。


機関士「予備の2番コンピューターはどうだ?」

機関助士「……ダメです、両方エラーを吐いてて、機能してません。」

機関士「仕方ない、私が操縦する。オートパイロットオフ!制御補助

コンピューター故障の際のマニュアルを見てみてくれ!」

機関助士「分かりました!」


(ナレーション)夢幻軌道のオートパイロットシステムが使えなくなった場合、機関士は軌道操縦桿で手動操縦を行います。これは、操縦桿からワイヤーで繋がった、夢幻軌道生成ノズルを動かし、列車の進行方向を操作する、最も原始的な操縦システムです。ただ、手動操縦の場合、機械的な制御補助を得ることは出来ず、重い操縦桿を使って精密な操作をしなくてはいけません。


機関助士「デイブさんダメです!コンピューター故障時の対応は……『自動操縦を切って、手動で列車の安定に努めろ』としかありません!」

機関士「クソッ、マニュアルはいつも役に立たないじゃないか!」


(ナレーション)運転室のモニターに、複数のエラーメッセージが表示されています。高度計に示される高度はみるみる下がっていき、このままでは、じきに海へ墜落するでしょう。デイヴィッド機関士は、必死に操縦を試みます。


機関士「……よし、なんとか降下が止まったぞ……」


(機関士インタビュー)『なんとか手動操縦で降下を食い止めましたがその時の状況は、かなり深刻でした。操縦桿を動かしても、僅かにしかレールが動かないんです。私は、「これは大変な事になったな」と思いました。』


機関士「……非常事態を宣言しよう。近くの夢幻軌道駅にダイバードするから、お前は通信を頼む。」

機関助士「了解!」


(ナレーション)機関士の必死の操縦により、なんとか列車は安定を保っていますが、それはいつまで持つか分かりません。機関士は、近くの無限軌道駅への緊急着陸を決断しました。


機関助士「……メーデーメーデーメーデー、こちらノースメンルティア1281列車、現在北緯50度18分 ,東経-11度78分、現在ACAが故障して急降下が起こった、現在高度手動操縦で対応しているが、それもいつまで持つか分からない。無線帯の確保と近くの夢幻軌道駅への着陸を求める。乗員乗客は合わせて254人。」


管制官『こちらランドン運輸指令、了解しました。ACAの故障というのは、予備も含めて両方故障していますか?』


機関助士「そう、両方です。」

管制官『了解しました。一番近い重量級が着陸できる夢幻軌道駅は……方位0-4-4、距離300kmのゴーク国際ステーションです。』

機関士「……300kmか……150km/hで飛ばしても、2時間はかかるな」

機関助士「疲れたら私が代わりますよ。」

機関士「助かるよ、ショーン。」


(ナレーション)列車はかろうじて安定を保ったまま、ラズール海を飛行しています。

そのころ食堂車では、割れた食器やグラス、装飾などで怪我をした乗客達へ、手当てが行われていました。


(乗客インタビュー)『最初の急降下で、食器やグラス、料理なんかがみんな前方に飛んで行き、大勢の乗客が怪我をしていました。私と妻は軽い切り傷で住んだのですが、さっきまで私達が座っていた辺りは、もうめちゃくちゃでした……。』


[急降下で傾いた列車で、食器などが吹き飛び、シャンデリアが落ちる様子]


(乗客インタビュー)『ドラゴンフルーツのメンバーの1人は、落ちてきたシャンデリアの下敷きになって重傷を負ったみたいで、横たわるその人に、残りの2人が必死に呼びかけていました。私たちも席を移動しなければ、ああなっていたでしょうね。こんなこと言っては彼女たちに失礼ですが、席を移動したのは、ある意味幸運でした。』


(給仕インタビュー)『私は幸運にも、隣のキッチンカーに居たので、怪我はしませんでしたが、食堂車に戻ると怪我をされたお客様でいっぱいでした……。すぐさまお客様の手当てと割れたものの処理、危険物の収納をしました。また急降下が起こって、これ以上被害が出ては困りますからね。』


車掌長『こちら1281列車車掌長、応答願いますどうぞ。』

機関助士「こちら1281列車機関助士、どうぞ。」

車掌長『現在食堂車を中心に、負傷者多数。うち3名は意識はあるものの重傷。レールレスキューに出動要請する必要がありそうです。』

機関助士「了解しました。管制にレールレスキューの出動を要請します。」

車掌長『よろしくお願いします。』


(ナレーション)夢幻軌道鉄道救助隊、通称レールレスキューとは、夢幻軌道航路の沿岸に配備された、夢幻軌道での事故、災害時の救助、急病人の救護などを目的とした、特別な救助隊です。専用に設計された超高速タービン機関車を使用した、夢幻軌道救助列車で現場へ急行してくれます。しかし、どれほど高速な救助列車でも、到着までは時間が掛かるでしょう。負傷した乗客の事を考えると、事態は一刻の猶予も許されません。


機関助士「……レールレスキューに出動要請完了しました。到着はこちらの速度次第ですが、早くて1時間は掛かるそうです。こちらも、もっと速度を出せれば良いのですが……。」

機関士「無茶を言うなよ。これでもシリンダーが焼き付きそうな位飛ばしてるんだ。……なんとかゴークまで持ちこたえてくれよ。」


(機関助士インタビュー)『人間の生存本能なんでしょうかね。「早く陸地に行きたい、早く地面に降りたい」という思いが気をはやらせました。しかし、冷静さを失っては、助かる物も助かりません。私は必死に気持ちを押し殺しました。』


(ナレーション)しかし、現実はそう簡単には行きません。突如、運転室に新たな警告音が鳴り響きました。


機関士「今度は何だ!?」

機関助士「デイブさん、自動注油装置の故障です!稼働各部の注油機能が完全に停止しました!!」

機関士「クソッ、注油機能がやられたか……!注油が止まったまま、ゴークまで高速走行を続けるのは厳しいな……。ショーン、最寄りの陸地までは何kmある?」

機関助士「えぇっと……あと30km程、ギンセールのオールドべッド岬です!」

機関士「こうなっては……やむを得ん、速度を100km/hまで落とした上で、そこに不時着しよう。」

機関助士「……了解。管制に連絡します。」


(ナレーション)このままだとゴークまでたどり着けないと判断した機関士は、最寄りの岬への不時着を決断します。不時着には大きな危険が伴いますが、他に手段はありません。


機関助士「こちらノースメンルティア1281列車、ランドン管制、聞こえますかどうぞ。」

管制官『こちらランドン管制です、どうぞ。』

機関助士「現在稼働部注油機構が故障、ゴークまで持ちそうにない。オールドベッド岬への不時着を試みる。」

管制官『了解しました。現場へ急行中の救助列車をオールドベッドへ向かわせます。』

機関助士「……ふぅ。デイブさん、私が操縦代わります。その間に乗客へのアナウンスを……。」

機関士「ああ。頼んだ。操縦、渡すぞ。」

機関助士「アイハブコントロール」

機関士「ユーハブコントロール」


(機関助士インタビュー)『デイブ機関士から操縦を代わった時、操縦桿の下降方向に、凄まじい力が掛かっていた事が分かりました。これをコントロールするのは、とても筋肉を使いますし、大変だったと思います。』

(機関士インタビュー)『手動操縦と言うのは、とても疲れるものです。物理的な力も要りますし、なにより自分と乗客の運命が、自分の両手に掛かっているので、精神的にも消耗します。ショーンと交代した後、操縦桿から手を離したら、恥ずかしながら、両腕が震えていましたよ。』


機関士『……ご乗車の皆様、機関士のディヴィットです。先ほどは列車不具合の為、列車が急降下致しまして、誠に申し訳ございませんでした。……当列車は機関車に深刻な不具合が発生したため、間もなく不時着陸を行います。皆様席にお戻りの上、ベルトをしっかりと閉め、乗務員の指示に従っていただくよう、どうかよろしくお願い申し上げます。』


(乗客インタビュー)『機関士のアナウンスで列車が不時着すると聞いて、物凄い恐怖感に襲われました。もしかしたら、このまま墜落してしまうのではないか?不時着に失敗して、死んでしまうのではないか?妻と同じ時を過ごすのも、これが最期になるのではないか?……そう言う考えが、頭の中をよぎりました。』


(給仕インタビュー)『私達乗務員は、非常事態に備える訓練をしてきました。それでも、いざ本当に不時着するとなると、とても恐ろしかったです。一瞬、家族の顔が浮かんで、「どうか、もう一度家族に会わせて下さい」と言う一心で、天に祈りました。』


(ナレーション)列車はそのまましばらく走行し、ようやく陸地が見えてきました。


機関士「よし、ようやく陸地が見えてきたぞ……!もう少しだ!頑張れ!ショーン!」

機関助士「はいっ!」


しかし、不幸は続きます。機関車のシリンダーの辺りから、焦げ臭い匂いが漂い、煙が立ち上りました。


機関士「まずい、シリンダーが焼き付きを起こした!」


(ナレーション)焼き付きとは、機械の間接部など、擦れる部分の潤滑を助ける油膜が無くなったところに摩擦熱が集中し、擦れた金属部が変質したり、融解する現象です。この焼き付きが起こると、摩擦極端に強め、スムーズな回転が妨げられます。なので、列車は必然的に急ブレーキを掛けた状態になり、どんどん速度が落ちていきます。


機関士「クソッ、速度が落ちてる!」

機関助士「このままだと、軌道限界速度を下回って、軌道が崩壊します!」


(機関士インタビュー)『夢幻軌道列車は、極端に速度が低下した場合、軌道が連続的に掛かり続ける列車の重量を支えきれなくなり、レールが崩壊してしまいます。なので私達機関士は、列車が停止する事だけは、なんとしても避けなくてはいけません。』


機関士「クランクピンをパージ(分離)するぞ!!」

機関助士「クランクピンをですか!?」

機関士「分解整備用の分離機構があるだろ、それを使うんだ。早く!」

機関助士「りょっ、了解!」


(機関助士インタビュー)『普通は走行中にクランクピンを外すなんてあり得ませんよ。でもそのままだと、動かなくなった動輪がブレーキになって止まり、軌道が崩壊し海へ真っ逆様。その時はただ、デイブ機関士を信じるしかありませんでした。』


(ナレーション)クランクピンを外した事で、動輪が再び回転を始めました。しかし、それは加速する術を失う事でもあります。列車が止まらないためには、レールを下り続けるしかありません。列車は、乗員乗客254人を乗せた、暴走トロッコと化しました。


機関士「よし、なんとか動いたぞ。あとは着陸するだけだ。『……こちら機関士……乗務員一同、間もなく着陸する。衝撃に備えてくれ。繰り返す。間もなく着陸する、衝撃に備えてくれ。』」


(機関士インタビュー)『軍に居た頃、加速力を失った軍用列車を操縦し、不時着する訓練はやりましたが、今回はその責任の重さが違います。なんと言っても、大勢の乗客と乗務員の命を背負っているのですから。だから私は、覚悟を決めました。「絶妙に無事着陸させる」ってね。』


機関士「さて、これでもう後戻りは出来ない、下り専用列車になったわけだ。この列車のチケットが、地獄への片道切符じゃ無いことを祈るよ。」

機関助士「仮に地獄行きでも、往復切符ですよ。きっとね。」

機関士「へっ、違いない。」

機関助士「地面まであと200ft!!」

機関士「しっかり掴まれ!!!」


\ギギギィガガガガガガッッッギイィィ!!!/


(ナレーション)ブレーキが激しい音と火花を散らしながら、列車は時速80km/hで地面へ滑り降りました。しかし、前方には崖が迫っています。列車は止まりきれるのでしょうか?


機関助士「前方に崖が!ブレーキ!もっと!!」

機関士「もうこれで最大だ!!止まれええええええええ!!!!」


\ギャギャギャギャギャギィィィィィィィィィィッッッ!!!/


機関士「うぅっ……ショーン、生きてるか?」

機関助士「いたた……な、なんとかね。寿命が3年くらい縮みましたよ。」


(ナレーション)列車は、残り数十mを残して、岬の草地への着陸に成功しました。


機関士「車掌長、応答願います。」

車掌長『こ、こちら車掌長。客車の方は、軽く見回った所、全員無事です!』

機関士「そうか!それは何よりだ。……だが、車体もダメージを受けたはずだ。乗客の脱出を開始させてくれ。」

車掌長『了解しました!』


(乗客インタビュー)『その着陸は、かなり乱暴で、このまま列車がバラバラになってしまうかと思いました。でも、機関士さん達は見事に成し遂げてくれました。本当に、感謝が尽きません。』

(給仕インタビュー)『列車が地面に付いた瞬間、車体全体に凄まじい衝撃が走り、シートベルトが無ければ投げ出されてしまいそうでした。しかし、列車は不時着に成功し、着陸に伴うけが人も居ませんでした。列車が止まった瞬間、列車中から聞こえてきた拍手喝采と、乗客の安堵の笑顔は、今でも忘れられません。』


(ナレーション)ノースメンルティア1281列車の不時着から15分後、レールレスキューが現場に到着し、けが人の手当てと救急搬送が始まりました。最初の急降下での負傷者は居たものの、幸いにも死者は居ませんでした。


〈原因究明編へ続く〉

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フィク騙風 航空鉄道事故小説 真冬 雪々(まふゆ ゆきゆき) @yukiyuki_mahuyu

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