第19話 創造とは、マッシュルームのようなもの
ポアンカレの言葉です。
フィールズ賞を授与された数学者の広中平祐さんが、この言葉について著作の中で触れています。
松茸は良い条件が続くと、根が円形に広がって発達していきます。ところが、良い条件だけが続くと、キノコを作らずに老化して死んでしまうのです。
逆説的なのですが、キノコを作るには根の成長を妨害する条件が加わらないといけません。すると、その妨害に負けまいと胞子を作ろうとして、やがて松茸となるのです。
親から受け継いだり、人から学んだことを「因」とすると、松茸ができるための妨害条件である「縁」が必要です。
人がものを創造する上で、逆境が縁になります。ツイートで松下幸之助さんの言葉を紹介しましたが、「順境よし、逆境またよし」ですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます