『ボルカルス』プレイレポート(小説風)
タオ・タシ
ゲームの紹介
これは、ボードゲーム『ボルカルス』のプレイレポートを小説風にしたものです。ただし、Makuake先行予約特典の特殊イベントカードは使用していません。
ぶっちゃけて言うと、『シン・ゴジラ』風味です。いや茶化してるわけじゃなくて、ゲームデザイナー氏の構想がそうだったはず。
まずはゲームの説明から。
ゲームは2人から4人までで遊べます。東京を舞台に、1人が怪獣ボルカルス役、残りの人が人間側としてプレイします。人間側の職業は、内閣官房長官、統合幕僚長、消防総監、研究総務官。ただし、人間側の参加は3人までですので、職業が最低でも1つ余ることになります。まあ、怪獣が暴れている混乱で怪獣災害緊急対策本部にたどり着けなかったということでしょう。それぞれの特徴は追々書いていきます。
最大6ラウンドで争われるこのゲームの勝利条件は、以下の通りです。
ボルカルス:市民を死亡させたり、都市を炎上させたり、ランドマークを破壊したりすることで、被害トラック(最大40)を全て埋めて東京を壊滅させること。
人間:市民を避難させたり、火災を消火したり、調査を進めて怪獣への攻撃作戦を行ったりすることで、防衛トラック(最大30)を全て埋めて東京を守ること。
次に、1つのラウンドの流れを説明します。
各ラウンド開始前にイベントの処理を行ったら、計画フェイズ。アクションカードを怪獣役は6枚、人間役は4枚(2人以下なら6枚)、それぞれの山札から引いて、人間側が取るべき行動を2分以内に決めて計画ボードに配置し、次にボルカルスが取る行動を配置して、実行フェイズへ。カードに書かれた指示を 人間⇒怪獣⇒人間⇒人間⇒怪獣⇒人間⇒人間⇒怪獣⇒人間 の順に処理していきます。ここで市民が死んだり、溶岩が消火されたり、あるいはボルカルス目がけて大型貫通爆弾が投下されたりします。
それが済んだら、溶岩フェイズ。ボルカルスは溶岩怪獣であり、ことあるごとに溶岩を撒き散らします。その溶岩と同じマスに市民コマがあった場合死亡したり(それは怪獣側の戦果となり、被害トラックに配置されます)、怪獣が撒き散らした溶岩コマが3つ以上あるマスがある場合に溶岩プールから被害トラックに溶岩が配置されます。
最後は拠点フェイズ。人間が配置した拠点と同じマスに市民コマがあった場合は1つ非難させたり(それは人間側の戦果となり、防衛トラックに配置されます)、拠点及びその周辺のマスに置かれた調査タイルを回収して調査トラックを進めたり(これを進めていくと、段々人間側に有利な条件がそろってきます)して、ラウンド終了です。
ゲームを複数回プレイしての感想は最後に記しますが、昔懐かしボードシミュレーションゲームがお好きな方ならハマれると思います。
では、ボルカルス対人間たちの戦いをお楽しみください。
※文中の【】内は、ゲームの解説兼メタネタです。これ一応プレイレポートですので。
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