人に嫌われすぎて自殺した俺は異世界ではなぜか慕われてるんですけど!!

カイト

第1話 〜自殺〜

「俺の人生終わったな」

思い返せば皆に嫌われたのは親父が犯罪者になってからだった。

それから急に自分をみる世間の目は変わりイジメを受け始めた。

イジメといってもなにかをされたわけではない。

ただ無視をされ続けただけだ。

だが、まだ小学生だった俺の心をへし折るには充分だった。

無視され続け、ついには先生さえもあまり口を聞いてくれなくなった。

唯一対話を続けてくれた友人も今ではもう顔も合わせてくれない。

「親がクソだとこもクソってか?」

乾いた笑いが溢れる。

じゃあな、筒井。

友人の名前を呟きながらゆっくりと目を閉じながら首を吊った。

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