ジャーキング/ダイビング -あとがき-

 夢なり精神世界に潜行する話は、小説や映画で繰り返し描かれてきたものです。

 そういった能力者が登場した場合は、“サイコダイバー物”なんて言われたりしますね。


 もう手垢のついた題材なのかと思いつつも、自分は好きなのでついついネタにしてしまいます。

 長編では『血海に潜る』がモロにそうでした。

「ジャーキング/ダイビング」にはアクションこそありませんが、同じ主題を採用したものです。

 『魚の声は雨音に似ている』も同じような構成でした。


 もとは4000字の短編を納得がいくまで伸ばしたので、書いた当人はそれなりに満足しています。

 ただ、やや古いSFの雰囲気を払拭できていないのが難点でしょうか。

 SFというには、科学的な面白さが無いのもマズいかもしれませんね。


 ともあれ、こういうのが好きな作者なんだな、と笑ってもらえれば幸いです。





 初投稿 : 2021. 2

キャッチ : 何度だって、繰り返す。

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