ウィッシュメイカー -あとがき-
ハイファンタジーですね、珍しく。
禁区破り《ゾーンブレイカー》という設定は、『魔弾の少女と障壁の街』と『渦は青く、災厄の如く(狂血のチェイサー)』でも登場しました。
こういう危険を顧みず突っ込む話、好きなんだと思います。
ストルガツキー兄弟による『ストーカー(路傍のピクニック)』という名作SFがあり、ここで登場する禁止区域も「ゾーン」と訳されていました。
自作では名称を変えたかったのですが、ゾーンより格好のいい名前が思いつかず……。
もういいやっと諦めて、この度ゾーンも三回目の出番となりました。
実はラストを三度変えていまして、無粋ながら補足しておきます。
以下、強烈なネタバレ↓
最初の案では、三つ目の願いはずっと未来、ネーゼルがウィッシュメイカーを手に入れてから告げる話でした。
精霊は過去に遡り、その願いを叶える手伝いをしていたというオチだったのです。
これだと少し分かりづらいネタでしたので、バッサリとカット。
魔道士が三つ目の願いを口にするまでの話、という形でまとめました。
※追記
別所にて、これを短編コンテストに参加させました。
結果、「続きが読みたい賞」をいただきまして。
もちろん受賞は嬉しいのですが、まさか公式にまで続きを勧められるとは……。
初投稿 : 2020. 8
キャッチ : 禁区の遺跡で求めるのは、願いを叶える究極の護符――
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