第五話:急造艦隊、学校へ向けて抜錨!!






 ───ランギス王国の首都部は、水路の街だ


 煉瓦造りの橋多さは、すぐ下が運河の証。

 今日も渡し舟から貨物船が行ったり来たりを繰り返し、上の道とは違う物流を生み出す




「───Sit!完全に遅刻だぜ!


 ハイスクールライフにゃ憧れてたが、こりゃ初日から廊下に立ってなきゃ行けないな!」


「無駄口叩いているあたり余裕だナ

 あんな司令でもFとられるのはマズいんじゃないカ?」


 サンディエゴ、プリンツを先頭に、エルウィナの通うランギス学園を水路で目指すフリートレス達。


「ここの通信簿体制は点数制だったはずですね。

 恐らく0点が最悪かと」


「うわぁ、怖そう…………」


「はぐま達が間に合わないせいで0点だなんて責任重大すぎるはぐぅ……!」


 大井の解説に、雪風と羽黒が頭を抱えてそう感想を漏らす。




「いずれにせよ急がないとね。

 全速前進、機関最大船速さ!」


 ───たしかにこうしちゃいられない。



 ここはこのボク、最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズの出番だ!!





「「「「「いやなんでいるんだよ」」」」」





 …………ん?


「ウェールズ、お前留守番組ダロ?」


「いやぁ、だって暇過ぎるじゃないか??」


「そのさも当たり前みたいな言い方なんとかならねーのかよ」


「そんなに気にすることかい?

 邪魔する程度の実力じゃないのは知ってるだろう?」


 ほら、華麗によそ見しながらでも遊覧船を避けて見せてるじゃないか。


 ついでに、すれ違いざまに素敵な老淑女がいたからウィンクしたら胸を抑えて倒れてしまった……大丈夫かな?


「そういう事じゃねぇと思うだよなぁ、アタシ!

 なぁどう思うよハグベアーさんよ?」


「多分はぐまの事だろうけれども、振られても困るはぐ……雪風ちゃん、大井さんはどう思うはぐ?」


「追い返すにしろ、最新鋭戦艦さんだもんなー」


「彼我の戦力差を考慮しない、大東亜伝統の心意気だけで挑みますか?」


「フン!

 何バカを言っている、こんなデンマーク海峡戦で主砲が動かなかったトーシロ戦艦なんて楽勝ダ!」


 ムカッ……!!

 流石EUG戦艦、口悪ぅ……!!


「史実艦とフリートレスを一緒にしちゃあ、困るかな?

 君だって視界不良な場所でもビスマルクと見間違うほど大きくないじゃないか?」


「おぉ、いい発言ダナ!

 たしかにフリートレスの腕力だけなら戦艦も重巡も同じだな、ポンコツ紅茶王子様?」


「弱い者いじめしてほしいのかい、可愛いお芋ちゃん?」


「ヘイヘイ、王子様ネームども!!

 もう目的地の前だぜ?

 重要な任務ってヤツの時間だ!遅刻してるけどな!」


 ふん!ちぇー、白黒つけてやろうって時にさ……ど田舎大陸のヤンキーのくせして良い子ぶんなよ!


 まぁいいか。


 この門潜って左側がグラウンドだ!



「1、2時限目が、確か召喚獣操作基礎訓練だったはずです。既に半刻ほど時間は過ぎております」


「廊下は無いけどグラウンドの隅に立っていろー!ってなってないかな、お……司令官」


「気にする事ないさ。

 ここからはボクのショータイムだ!!」


 ふふ、せっかく来たんだ。

 世界一名誉ある名前とクイーンダム中の期待に対してあまりに不甲斐ない艦暦を払拭する活躍を、優雅に決めようじゃないか!


「……って待て!

 みんなアレを見てみろ!!」


「……え?」




『えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!』




 たどり着いた先、ボク達が見た物とは───!!!








「しれぇー!例の波もーいっかいデース!!」


「りょーかーい!」




 司令官の放つ魔法でできた波に乗って、大東亜所属らしい駆逐艦が、並べられた目標に攻撃を続けて撃ち込んでいく。


 そう、誰かは知らない駆逐艦が!!



「先を越された!?!」





「「「というか、叢雲むらくもォ!?!?!」




 そしてなんだい大東亜艦達のその驚き方!?!?



「あ!遅刻組!」


「デース?」


 ちょうど司令官の番が終わった辺りでこちらに気づく訳だった……




 ちょっと待って!?これだけかい!?!

 駆逐艦より出番も何もないじゃないか!!最新鋭戦艦なのに!?



          ***


「というわけで朝偶然見つけた叢雲がこちら」


「偶然司令官と出会えた幸運艦な叢雲ちゃんデース!」


 あ、よろしくね。

 ちょっと傷心気味なボクにはその腕を振り回すテンションが辛い……

 うぅ……大東亜の夕立といい、司令官駆逐艦の方が使いやすいと思っているのかな……ははは……




「なんでそこの顔のいいヒトいじけてんのロ巨?」


「勝手について来て張り切ってたら出番を奪われたんダ、そっとしてヤレ」


「オォーット、こりゃまた失礼デース

 新人なのに出番奪っちゃったデース……」


「いいよ、こっちの面子も夕立の代わり…………いや代理だし」


 …………


「司令官、さては結構夕立のこと殴ったの気にしているね?」


「う……」


「だけどボクも司令官の朝の言葉は賛成だな。

 ボク達が例え兵器だとしても、自ら兵器だなんて言うなんて……




 美しくない!」




 そう、美しくない。

 さっと司令官の小さくて綺麗な手を取ってボクは続ける。


「どうせ言うならこうじゃないかな?


 私はあなたの剣。御命令を忠実に正確に遂行するためあなたに仕えましょう……とね?」



 キャ、と周りでなんだか歓声が上がる。

 うーん……我ながら臭かったかな……?


「はいはい、顔がいい顔がいい」


 さっと手を振り払う司令官。

 うーん、やっぱり手強い……でも嫌いじゃないな




「何よあの平民……あんなカッコいい召喚獣侍らせてあの態度……!」


「くぅ……わたくしだって…………」



 なんか子猫ちゃん達がヒソヒソこっちを見て言っているな、ちょっと司令官に嫉妬した視線まで


 しょうがない、サービスで投げキッスでも


『キャー♡』




「……Hey、司令官。夕立から引き継ぎでは聞いてたケド、周りがよぉ〜、まるでクイーンダムのお嬢様方の群れだぜ?

 つーか、なんでウェールズがあそこまでキャーキャー言われるんだぜ?」


「顔がいいからでしょ、顔が

 最近は、女だけの歌劇団が大人気らしいし。

 チケット高過ぎて見れないけどね」


「フン!中世文化が色濃い場所だから、紅茶くさい奴が人気なんダロ?」


「聞こえてるんだけどな〜?君ら酷いよ?」


 まったく、田舎娘ちゃんはキツい子ばかりだな。

 まぁそこがいいけど…………





「────デスデス、デデデデース!」


「やっぱりそういうことでしたか……!」




 ちょっと待ちたまえ、今ボクどころかこちらの2隻と一人ですら解読できない会話が聞こえたぞ?


「オイ、大東亜の。どうしたさっきから?」


「オイゲンさん、実は……

 ちょっと由々しき事態でして」


 オーイさん、普段から笑顔な美人フリートレスだけど、そんな深刻な顔を見せるのは初めてだな……


「由々しき事態?どういう意味ダ?」


「そもそもワタシが建造されているのが異常だってことデース!!


 ワタシ、特Ⅰ型……の艦なのデスよ!?」







 …………






「OH……そういや……なんてこった……!!」


「すっかり忘れていた……吹雪型カ……!!」


「あの、私はまったく分からないから説明してもらえない?」


 よし、大東亜艦任せた!!


「では私大井が。

 この問題は、そもそもフリートレスの成り立ちに携わることなのですが……」


          ***



 フリートレス


 艦装少女、船の力を宿しかつて活躍した軍艦の名前を持つ、


 しかしその身体は最新鋭技術の推を集めた、究極の生体兵器。


 D.E.E.P.出現地点で偶然見つかった、D.E.E.P.の特異な細胞組織を分解する微生物から生まれた特殊な生成物『フリートブルー』の生成能力を持つが故に、その血は青く、


 またフリートブルーのある種の触媒物質によって爆発燃焼性の高さによるエネルギー量の高さ故に、このサイズで強靭な肉体を維持でき、特殊艤装の燃料すら血液で賄える。


 だが、この生態組織を大型化するまでの道のりはとても遠く、初期型であるミズーリの成功も実は偶然によるところも大きかった。


 フリートブルー生成能力と生態部分の中核を担う『コアフリートリア』という正解が出来た段階でも、フリートレスの安定建造は難しかった




 安定建造のためのデータが足りないが、データを取るためのフリートレスを作るノウハウが確立できない状況の末、




 ステイツの同盟国大東亜連合は、


 あえて禁忌に踏み込む決断をする。








「禁忌って、なに?」


「司令官。身体が培養できないのであれば、似た身体にコアフリートリアを埋め込んで見れば良いのです」


「…………どういうこと?ねぇ、遠慮しないでわかりやすく言って?」








「────人間をフリートレスへ変えたんです」








          ***


「…………」


 …………


 …………いやさ、ボク達そりゃ出自は特殊だけどさ……


 この事実、いつ聞いても、エグ味、っていうのかな?


 なんとも言えないまずい味が広がる気がするよね……


「…………ごめん、理解が追いつかない。

 どういうこと?」


「生物の細胞はとてもとても良く出来ているデス。

 ただのタンパク質は運動するエンジンであると同時に燃料でもあり、同じ細胞でありながら硬質、軟質と部位によって必要な硬さを変えられる。


 でも、一番の神秘は、

 新陳代謝により、一部の神経以外は全て3ヶ月もあれば細胞を置き換えることができる事デス」



「だから、どういう事??」



「コアフリートリアによる細胞分裂速度はそれ以上だったらしいデス。

 何より、当初から色々なDNAを生態部分はモザイクして使っていたせいか、あっさり人間の体に馴染んで、即座に人間の細胞をフリートレスのものに変えて行ったらしいデス。

 大体ひと月でデス」


「……ねぇ、だから、」





「ワタシ、色々会って死んじゃってたんデスけど、


 結局可愛く蘇っちゃったんデス」




 …………


 分かるよ司令官、その顔。

 エグい…………あまりにもグロテスクな話だよ。



吹雪ふぶきちゃん、白雪しらゆきちゃん、初雪はつゆきちゃん、深雪みゆきちゃん、ワタシこと叢雲むらくも東雲しののめちゃん、薄雲うすぐもちゃん、白雲しらゆきちゃん、磯波いそなみちゃん、浦波うらなみちゃん、


 なんて可愛く呼んでいる仲デスけど、みんな大半が志願か、ワケありで死んで人権をなくして偶々選ばれたかで、人間辞めてしまった子達デース」



「…………」


「ちなみに、蛍光ブルーな結構食欲減退なカラーの普通のフリートレスと違って、ワタシ達元人間のフリートレスは……」


 取り出したるは、医療用のメス。

 つ、と左手薬指の皮膚を切り裂いて少し血を滲ませると……


「!!」


 そこから出てきた血の色は、人間の赤でもフリートレスの青でもない…………


 二つが混ざったような色の、ハッキリした紫。


「こんな色の血デース!

 色だけ違うけれどもフリートブルーとはほぼ同じ効果の「フリートパープル」デース」


「……」


「まぁ、ワタシ元医師だったから、複雑な心境ながらも、これは人道を無視した価値はあった試みだったと思うデース。

 同時期に進行していた、純粋培養型のフリートレスである睦月型ちゃん達の建造データと共に、のちの世界中のフリートレス配備に役には立ったんデスし」


「…………笑って言うなよ」


「?」




「自分の死の尊厳踏みにじられてんだよ!?!?


 笑って言うなよ!!!そんなこと!!!」




 叫ぶ司令官の両手が叢雲の肩を掴む。


「司令官…………」


「なんだよそれ…………やっちゃいけない事でしょ、要するに……そんなの……!」


「…………オー……いやいや本当、司令官は真っすぐな良い子デスね……大真面目に」


 よしよしと頭を撫でる叢雲…………

 ごめん、真面目な話なのは分かるけどボクがしたいよそういうの。



「でも、別にワタシ死にたくて死んだワケじゃない最後だったので、いっそ生き返ってラッキー!ぐらい考えてるから別に今更ってやつデスよ」


「いやでも、」


「はいこの話は終わり!

 そんな事より本題はここからデス」


 人差し指を立ててそう言い放つ叢雲。




「これでフリートレスは安定供給可能!

 人類は反撃に出たのでしたー、めでたしめでたし!!


 なぁんて脚本作るような真っ当だけどつまらない運命の神様って恐らくワタシの世界にはいなかったのデース。


 私達の実験の結果、コアフリートリアにはある異常が出るようになったのデス」


「……異常って?」


「何か他の生物のDNAが付着した状態で建造されると、

 未知のフリートレス……って言えるかはその時次第な結果が起こるようになったデス」


 そう、これが重要。



 簡単に言うと、コアフリートリアはB級低予算映画展開御用達の物でもあるって事だよ。




「……その時次第って言い方が怖いんだけど……」


「普通の状態のコアフリートリアなら、ちゃんとシーリング機能が付いているデース。


 でも、どうもこの通り、シーリング機能の無い純正コアフリートリアが数個混ざってたみたいなのデース」


 ひょいと取り出すコアフリートリアに取り付ける機械。

 嵌め込まれていたガラス容器部分は割れて、付けられたタグには「血液サンプル:叢雲-オリジナル」の文字と紫のシミ。


「たまたま割れてくれてワタシが建造されて良かったデース。


 これが蝙蝠とかネズミとか、もっとアレな生物が触ったらと思うと…………」


「……ど、どうなるのそれ?」






「────見た方が早いと思う」






 一瞬誰か分からなかった。

 でも……声の主である彼女が……羽黒が一歩前に出てきた。


「……多分、ファンタジー世界にいる司令官なら……

 そんなに不気味には、感じないかな……」


 着ぐるみの背中のチャックに手をかけ、ゆっくり下ろす。


 ゴソゴソと中で手を抜いて、背中の穴からぬぅ、と出る中身。


 ───ゴワゴワとした髪の毛は、ブラウン。

 そこから出ている丸い部位は、耳。


 幸いなのか…………羽黒の素顔は案外可愛い物だった。

 ただその首にやたらと頑丈そうな首輪が……どこか艤装っぽいものが付けられているのには司令官も驚いているようだった。



 ───そして腕を出した瞬間目を見開いた


「…………この世界は『ヒグマ』はいるのかな……」


 その腕は、太く大きく、鋭い爪と艤装の様な鋼鉄の体表に覆われていた。


 まさに……グリズリーのような形の。



「私が建造出来た時点で、こういう可能性は考えるべきだったのかもしれなかった……

 でも、コアフリートリア自体希少で……ましてシーリングされてない物なんて、私以外無いと思ってたんだよ…………」


「それ……身体から生えてるの……?」


「私は……私達妙高型は、少なくとも素体は事故で出来たんだ……


 シーリングされてない時代のコアフリートリア輸送中に……事故で自然に散らばった結果……」


 鎮痛な顔で、自身の怪物的な……失礼か。

 まぁ、あまり見せたく無い腕を見る。


「このキグルミ、拘束具なんだ……

 衝撃吸収製の素材で爪とか腕力を封じて……

 チャックもチタン製で、私が理性的じゃ無い行動をした時は絶対に開かない」


「理性的じゃない、行動?」


「ヒグマが背中のチャックを開けることはできないよ司令官」


 …………あーそういう?


「…………ベルセルクなの?」


「多分、私の言語知識が間違ってなければ……割とそう、だね……」


 ベルセルク…………我がクイーンダムなまりで言えば……狂戦士バーサーカーってことか。


「まってでも……普段はこんなに話せるし、むしろキグルミで変な口調なこと以外一番まともに見えてたんだけど……」


「普段は……怖がられたくないんだ。

 もう何年も前からニュースで戦っているところ見られて以来、基地を見学に来た人とか……子供に……すっごく怯えられてて……


 だから、普段はあんな格好してる。

 道化を演じてる方が……怖がられるよりいいよ」


 そう言って、俯いたまますぐにキグルミに戻り、チャックを閉める。


「……私は……はぐまは「はぐま」のまま、艦装しないで授業では使って欲しいはぐ。

 司令官に……嫌われたくないはぐ」


「…………」


 …………ふぅ、すっかり意気消沈しちゃって。


 おりゃ!


 パン!


「!?」


「司令官、あなたの所有艦の願いだぞ?

 聞いた限りは、堂々とはいかいいえで答えたまえ!」


 どうだい?背中押してあげるなんて流石出来る最新鋭戦艦だろう??


「あ…………ごめんウェールズ」


「どういたしまして。

 で?」


「あ!

 分かったよ、羽黒!

 大丈夫…………気にしているなら、そのままでもいいよ!!うん……無理させちゃいけないもん」


 羽黒の着ぐるみの手を掴んで、司令官はそう慌てて言う。


「……よかったはぐ!司令官は良い子はぐ〜♪」


 やや一拍あって、羽黒もはぐまの手で頭をぽふぽふしながらそう声を明るくして言う。

 …………いつもより『演技臭さ』がないな


「………………ねぇ、お姉ちゃん、」


 と、そこでそう声をかけるは大東亜の駆逐艦の……えっと、


「へ?私?」


「うん、司令官おねえちゃん

 あのね……?」


「それで通すんだ……まぁ良いけど何さ?」


 雪風だっけ?どさくさに紛れてなんか呼び方変えてきたな……


「夕立ちゃんとエンタープライズさん、今はもう海上だけど……


 このこと伝えなきゃダメだと思うんだ……」


「え?まってどういうこと?」


「だって……仲間を探して出会った相手が、

 …………自分達と同じ力の怪物だったら、マズいよ」


 そりゃ確かに…………


「でもね、お姉ちゃん…………

 手段がないの」


「そりゃ、今頃海の上だし……

 あれでも、なんかいつも耳の辺りにつけてる機械じゃダメ?」


「無線機、電波届かないと思うの……」


 …………あー、



 これちょっと不便な事態では?




「…………結構どうしよう?

 魔法でもちょっと……」



「こりゃ困ったね。

 結構…………マズいかも」


 うん、地味にピンチだ。



 ついでにそうこうしている間に二時限目のチャイムなのだった…………



           ***

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