ミニコーナー:フリートレスが教える何それ艦船知識!!
2:私達、水雷戦隊!!
神通「走れ〜♪高速のー♪」
一同「「「「第二水雷戦隊♪」」」」
雪風「唸れ〜♪鋼鉄のー♪」
一同「「「「第二水雷戦隊ぁーい♪」」」」
神通「そんな訳で、あーし
いぇーい!」
雪風「陽炎型
綾波「ボクが、特Ⅱ型
実は3水戦出身だよー!!」
夕立「そして前回に引き続いて、私こと白露型
一同「「「「フリートレスが教える何それ艦船知識!!」」」」
ドンドンパフパフ〜♪
神通「2回目早くなーい?」
夕立「ほら、艦船のこと何も知らない人も見てるかもしれませんし?」
神通「それもそっか」
綾波「でも、艦◯れやってる人以外に需要あるのかなぁ、このお話?」
雪風「そもそもアズ◯ンなんかもやってるせいでもうこういうこと知ってる人多いんじゃないかな……??」
神通「細かい事はまぁ良いし!!
めでたく、ウチら第二水雷戦隊が結成できただけでも良いじゃん?」
夕立「私、四水戦出身ですけどねー」
綾波「ボクは三水戦!言うのは2度目!!」
神通「だから細かーい!!
今日はウチら二水戦の紹介の日だからテンションアゲアゲでいくよー!!」
三隻「「「おー!!」」」
□主役の夕立ちゃんは何をしたのか?
神通「ゆーちゃん、まず主役だからさっそく自分の元の艦紹介してね?」
夕立「オッケーです!
そんな訳で、まずは白露型駆逐艦「夕立」の紹介です!」
白露型駆逐艦4番艦 夕立
全長:111m 基準排水量1685トン
速力34ノット 航続距離:18ノットで4000海里
兵装:
50口径12.7cm連装砲 2基4門
50口径12.7cm単装砲 1基1門
40mm単装機銃 2基
61センチ4連装魚雷発射管 2基8門|(魚雷16本)
爆雷投射機 2基 爆雷✖️6
夕立「1934年起工、1936年に進水、翌年には竣工してますね」
神通「ちなみにあーしの艦長に『田中頼三』って人いたんだけど夕立の初代艦長だったらしいよねゆーちゃん?」
夕立「ちょっとだけ私達関係ありましたねー。その方二水戦の司令官もやってましたしね」
神通「色々あって左遷されたけどねー……悪い人じゃなかったケド」
夕立「そんな訳で竣工してから私は、第2駆逐隊として1937年の日華事変で揚子江なんかに進出してたり、1940年の特別観艦式に出たり、そして太平洋戦争では色々な作戦に地味に参加してたり」
神通「スラバヤ沖海戦じゃ妹の那珂ちゃんの元第4水雷戦隊だったんだっけ?」
夕立「ですねー。その後もまぁ
綾波「……ステイツのウォッチタワー作戦、来ちゃったんだよね」
神通「……ガダルカナル、ガ島かぁ……」
夕立「1941年の9月に始まったガダルカナル島の戦いにおいて、鼠輸送作戦や蟻輸送の支援、ガ島揚陸にヘンダーソン飛行場砲撃にと最初から色々やりましたね。
このヘンダーソン飛行場砲撃の時についでに二隻の輸送船を沈めましたよ」
雪風「最初は巡洋艦と駆逐艦だと思ってたって聞いたよ?」
夕立「誤認なんていつものことですよ。まぁ結局このガダルカナル島の戦いは、結局相手の捕捉に失敗したりで後半は負けてしまったんですけどね……
で、いよいよ私にとって一番印象が深い作戦である……」
綾波「大惨事ソロモン沖海戦だ!」
夕立「間違ってないけど間違ってますからね?
そう、にっくきヘンダーソン飛行場をぶっ潰すべく艦隊が出撃したこの『第三次ソロモン沖海戦』なのですが、不幸にも道中激しいスコールに見舞われてお互いの位置が分からない状態で、ほぼ深夜で月も見えない状態で敵の泊地に突入!という事態になってしまいました」
神通「いや大惨事じゃん」
夕立「私と私の同型艦の村雨姉はこの時、先頭の駆逐艦に見つけられてあわや大惨事な事態だったんですが……
この時、奇跡が起きちゃったんですよね……」
神通「あれ奇跡っていう?」
夕立「だって敵の駆逐艦が魚雷発射のために取舵とったのが、敵の後続に意図が伝わらないで大混乱。前衛の駆逐艦が団子状の陣形になって大混乱!
これ奇跡じゃなくってなんていうんですか?」
雪風「味方の本体も団子状になってるから、多分ギャグ」
夕立「ブフッ……!……ツボに入った……!!
ふー……そしてここから始まるのが、米軍曰く『停電した酒場の大騒ぎ』、大乱闘ソロモンシスターズの始まりですよ。
ステイツ軍はまさかの味方誤射に誤放送された通信によってやっぱり大混乱。
で、夕立は見つけた敵に魚雷を撃って単艦で敵艦隊に突入」
神通「もはや大規模な自殺じゃん」
夕立「でも大混乱に大混乱を重ねさせた凄まじい戦果をあげたんですよ?
まぁ、その後は多分友軍の誤射と敵の発砲を喰らって炎上して……マストに帆を張ってでも動こうとしましたが、結局沈んじゃいましたね、ソロモン沖のアイアンボトムサウンドに……」
綾波「こうしてアイアンボトムサウンドに沈んだ船が増える……まぁでもコレ結構な大戦果だったよねぇ」
夕立「撃破できたかどうかは混戦とかそういうレベルじゃないので、なんとも言えませんが大凡この混戦を引き起こしたのは私のこの単艦突撃とも言えるので」
雪風「良い子はこの『ソロモンの悪夢』の真似しちゃダメだよ?」
□水雷魂燃やしてぶっ潰す!!
全長:162.46m 基準排水量5195トン
速力35.3ノット
兵装:
50口径14cm単装砲7門
61cm四連装魚雷発射管2基8門|(酸素魚雷16本)
九六式25mm連装機銃2基4門
保式13mm四連装機銃1基4門
7.7mm単装機銃2挺
呉式二号三型改一射出機1基
水上機1機
神通「ちなみに、このデータ全部損傷復旧時の奴とか1941年あたりのデータね?」
綾波「
神通「島根沖くんだりまで来て無灯火夜戦訓練、妹の那珂ちゃんには観戦武官として皇族が乗っているなんていう状況でさー、普通事故が起こると思う?
よりにもよって衝突事故で駆逐艦を沈めた上にあーしは艦首がもげちゃったし……
那珂ちゃんもよけた拍子に別の駆逐艦に突っ込んで、っていう大事故だったんだよねー」
夕立「大変な事故でしたね……まぁお陰で艦首が最新のものに交換された、って考えましょう」
神通「まぁ、あーしら軽巡洋艦は、戦時・平時を問わず様々な役割を求められるしー?
そんときの来るべき艦隊決戦に於いては水雷戦隊の旗艦として先頭に立ちーの、敵警戒艦艇の排除を行ってーの、ゆーちゃんたちみたいな味方駆逐艦の雷撃を援護することも含まれていたワケで。
あーしの元の神通は、その水雷戦隊の旗艦としてこの任をよく果たしたと今でも思ってるし」
夕立「真珠湾以前から栄光の第二水雷戦隊旗艦、フィリピン、パラオ、ダバオ、スリガオ海峡などの戦いにも参加して……スラバヤ沖海戦にも、ガダルカナル島の戦いにも、ととにかく活躍してますね……!」
神通「一応、第2次ソロモン沖海戦にも参加してるんだよねー
まぁ、夕立ちゃんとも関係深いヘンダーソン飛行場の航空機のせいであーし損傷してドッグ入りしちゃったけどね……」
夕立「おのれヘンダーソン飛行場!」
神通「まぁ、んな訳で最後の戦いのコロンバンガラ沖海戦に行くんだけど……」
雪風「…………味方駆逐艦、つまり『私達』を守るために、
探照灯を敵艦隊へ当て続けたせいで敵軽巡から2600発も集中砲火を受けて大破。
最後は『被害担当艦』として……沈んじゃって……」
夕立・綾波「「…………」」
神通「まぁ暗くなんないでよーゆっきー。同じ二水戦やってた中じゃん」
夕立「……献身的な最後でしたね。あの戦いは神通さんの犠牲のお陰で、駆逐隊へ被害が出なかったですし……」
神通「武闘派みたいに言われてるけど、案外あーし悲劇のヒロインじみたことしてるっしょ?
これでもか弱い子は守ってあげたい系女子なんだしー」
綾波「おどけていうけど言うほど簡単にできない事ですよ……」
雪風「……でも、」
3人「「「?」」」
雪風「大破炎上しながら魚雷を7発撃って敵軽巡を沈めてたり、真っ二つになっても主砲発射し続けてたよ」
神通「ゴッフ……それ、今言う……?」
夕立「やっぱり武闘派じゃないですか」
綾波「あれ、神通さんって片舷の魚雷発射管の数4だよね?
7発ってことは……じゃあ大破炎上中も魚雷を装填してたってこと?」
神通「わー!?気づかないでぇ!?!」
夕立・綾波・雪風「「「武闘派だ」」」
神通「あうぅ…………あーしの武闘派エピ強すぎるんですけどぉ!!!」
□鬼神の力、とくと味わうのです!
綾波「のっけから別作品のネタを言うのぉ!?!」
吹雪型駆逐艦11番艦|(特Ⅱ型1番艦) 綾波
全長:118m 基準排水量1680トン
速力38ノット 航続距離:14ノットで5000海里
兵装:
50口径12.7cm連装砲 3基6門
13mm単装機銃 2基
61センチ3連装魚雷発射管 3基
綾波「そして当然のように人の元の艦の説明始めるぅ!?」
夕立「我々フリートレスは人じゃないでしょ」
綾波「言葉のあやぁ!?」
神通「綾波だけにー?」
綾波「上手い!けど腹立つ!!うぅ……」
雪風「綾波ちゃんの属する吹雪型こと『特型駆逐艦』は、誕生当時の時代は衝撃的な最新鋭駆逐艦として歴史に名を残しているんだけど、
綾波ちゃん以下はその特型の中でも艦橋構造が改造された『特Ⅱ型』と呼ばれる特型駆逐艦の一番艦でもあるよ」
綾波「そして当然のように話が進行する……うぅ……!」
夕立「まぁまぁ、さぁ続きを綾波ちゃん」
綾波「うぅ……
1930年竣工から、日中戦争だと上陸作戦の支援とかやったよ。
太平洋戦争だと一応は3水戦としてマレー半島上陸支援とか、オランダ海軍の潜水艦沈めたり……で1942年2月17日にちょっとスクリュー損傷しちゃって作戦に参加できなかったり、ミッドウェー海戦で主力護衛部隊やったり……ガダルカナル島の戦いだと鼠輸送もやったね」
夕立「そして、例のアレに」
綾波「第三次ソロモン沖海戦には、こっちの夕立が散々暴れた第一夜戦の次の第二夜戦に参加したよ。
霧島さん率いるガ島飛行場砲撃隊の偵察のために先行したんだけど、ガ島直前に立ちはだかるサボ島周囲を警戒するために二手に分かれたんだ」
神通「
綾波「そうそう……でこの時に運悪く通信がボクこと綾波にだけ島に遮られて届かず、救援に先行した川内さんと向かわずにそのまま偵察を続けちゃって、」
夕立「私のこと笑えないレベルのドジっ子では?」
綾波「こんなのジャブさ!
ボクはその後砲声に気づいて行ってみれば、知らないうちに他の味方は撤退中!!
ボクこと綾波はなんとまぁ、戦艦二隻と駆逐艦四隻の艦隊のど真ん中に突っ込んだんだよぉ!!
コレが本物のドジだぁ!!!」
3人「「「笑えないレベルのヤバい奴だ……!」」」
綾波「ただもうダメだと思うと腹括れるよね。
駆逐艦二隻を中破と引き換えに砲撃命中させて火災にさせたんだ」
夕立「出た……鬼神」
綾波「この時こっちも火災が起こって一番魚雷管炙られてていつ爆発するかわかんない状況だったけど、まぁ、2番、3番使えるかなって、やっぱ攻撃に集中したんだ。
ここで霧島さん守ってた直衛部隊が燃やした駆逐艦を血祭りにあげてたから、綾波は攻撃を敢行して二隻の駆逐艦の艦首をもいで、ついでに戦艦に命中したっぽくて停電を起こさせたんだ」
雪風「何してるの?」
綾波「本当だよね(笑)
まぁでも一隻の駆逐艦を撤退させて浮かれて『敵大巡轟沈、我火災中!』って通信送ったら、味方が砲撃中止して反転しちゃってまた孤立してさぁ……
戦艦二隻に集中砲火されて……
まぁ、喫水より上にしか食らってないから沈んではないけど大破漂流してはいそこまでだったね」
神通「この時、生存者がここまで戦えて悔いはねーぜヒャッハーしながら救助されて、全員収容された時にタイミング良く魚雷が誘爆して100mの火柱あげながら沈んだんだっけ??」
綾波「我ながら派手な最後だったなぁ……」
夕立「第二次世界大戦中、こんな派手な戦いをした艦は他にはいないそうですしね……」
綾波「まぁ今はこんなヘタレフリートレスにその名前受け継がれちゃってるけどね!!
ごめーんねっ☆」
3人「「「普通に強いじゃん」」」
綾波「ヴェアッ!?」
□異能生存艦と呼ばれた艦
全長:118.5m 基準排水量:2033トン
最大速力:35.5ノット
航続距離:18ノットで5000海里
武装:
50口径12.7cm連装砲 2基
25mm3連装機銃 5基
25mm単装機銃 14基
61cm四連装魚雷発射管 2基|(魚雷16本)
爆雷投射機:1基
爆雷投下軌条:2基
神通「結論から言って、この
雪風「えへへ……♪」
夕立「いやいや、」
綾波「生きているとかそう言う次元じゃなくないですか雪風さん?」
雪風「まぁ……竣工した1940年から一応二水戦で色々な戦いをしたなぁって?」
神通「フワッと言ってるけど、スラバヤ沖、ミッドウェー、さらにはこっちの二隻の沈んだ第三次ソロモン沖海戦、マリアナ沖に地獄のレイテ、その後も諸々……大体の海戦に参加しているんじゃんゆっきー……」
雪風「えへへ……♪」
夕立「全部出てるってだけでもすごいんですけど、雪風さんは『幸運艦』として有名なんですよね」
雪風「もー、さん付けで呼ぶし、そんな事ないよ?
ちゃんと攻撃当たってるよ!」
綾波「全部致命傷じゃないじゃないっすか……」
神通「ちなあーしの最後に一緒だったんだけど、あーし意外で唯一被弾したのがゆっきーなんだけど、それ不発弾だったって」
夕立・綾波「「怖っ……!?」」
雪風「ぷー!」
神通「沖縄特攻生き延びてたりするし普通に練度も高いんだって事も言っとくねー?」
夕立「主要な海戦でも常にど真ん中にいますしね」
綾波「ソロモンやらかし組の私達より偉くて当然の戦歴ですよ」
雪風「でもさん付けやめてね!」
夕立「あ、そういえば」
他3人?「「「?」」」
夕立「雪風さん、戦後の各地に散らばった兵士を集めて日本に返す『復員輸送船』としての活躍の時、」
雪風「もしかして、傷が少なすぎて「今までどこにいたのか?今回が初めての航海じゃないのか?」って言われた話?」
夕立「いえ、乗ってた人の中にいた有名人の話です」
綾波「あっ……」
神通「あー……」
雪風「…………そっか、水木しg」
夕立「はい、ゲゲゲとなる前に終了ー!!!」
3人「「「えぇ!?!?」」」
□最後の反省会
夕立「我々……艦歴が『濃い』ですね』
神通「濃いわー、ガングロヤマンバメイク並みだわー」
綾波「やや波どころかめちゃ波だったなー」
雪風「ねーなんで最後水k」
夕立「そこらへんの細かい事は調べさせようということですかねぇ!!上からの指示なんですよ指示!!」
3人「「「えぇ……」」」
夕立「まぁグダッちゃった終わりですけど、コレでよしとしましょう!!
とりあえず強引にでも今回はここまで!!
次回も艦歴チェックだぜ!!」
綾波「強引すぎる……」
神通「まぁ本編もあるし気楽に行くっしょー!」
雪風「おー?」
全員「「「「それじゃあまた本編で!バイバーイ!!」」」」
恐らく続く
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