ミニコーナー:フリートレスが教える何それ艦船知識!
1:艦艇の種類ってどのぐらい?
夕立「みなさんこんにちは〜!
シャル「シャルンホルスト級戦艦……ただ今は分類として『
我ながらセリフが本編のセリフがすくない……」
夕立「まーまー、これからですって!
おっと、このミニコーナーは!私達
シャル「あなたの国のアニメにありそうなやつで」
夕立「まぁ大凡そんなノリですって!一応この小説のジャンル『異世界ファンタジー』じゃないですか〜
だから、艦艇のこと何も知らなかったりする人も多いんじゃないかな、って事でこんなコーナーを作ったんですって!」
シャル「アズー◯レーンや艦◯これ◯しょん、戦◯少女なんて物がある時代に知らない人も少ないでしょうに」
夕立「わー!!そんな偉大な先輩達の名前出したらまずいですよ!!自重しましょうよシャルンさん!!」
シャル「はいはい……」
夕立「そ、そんなわけで!
今回のテーマは『艦艇の種類』!!
劇中でいう、駆逐艦って?戦艦って?みたいな艦艇固有の名前の意味を教えていきましょー!!」
シャル「私の存在が余計面倒になる話題だ……」
□駆逐艦ってなんぞなもし?
夕立「はい、私こと夕立などをはじめとした駆逐艦がまずは最初の紹介ですよー!」
シャル「英語圏では『Destroyer』。我々EUGでは『Zerstorer』という名前の割には、比較的小型で武装も若干小口径な艦艇ですね」
夕立「そもそも、私達、駆逐艦は縮めた名前というか……ポケットモンスターでいう『ポケモン』みたいな呼び方ですしねー」
シャル「そう、元々の名前は『水雷艇駆逐艦』。
水雷艇という魚雷が主兵装の小型艦を駆逐するための艦艇として生まれたのが駆逐艦です。
実は戦艦より歴史が浅かったり」
夕立「ちっちゃく見えて他が大きいだけで比較的大きな艦なんですよねー」
シャル「我々超ド級の艦が失礼します。
第2次世界大戦辺りまでは、後述の巡洋艦の様な航洋能力を持ち、小型で軽装甲、高速で汎用性が高いことが駆逐艦の特徴になっていましたね」
夕立「まぁ、我々同型の駆逐艦と戦ったり、魚雷のパワーで巡洋艦鎮めたり、調子に乗って徒党を組んで戦艦相手にもして沈められたり、後戦艦が戦えない潜水艦を殺したり、航空爆撃を邪魔する為に対空砲火したり、輸送船守ったり……」
シャル「まさに便利屋」
夕立「実際巡洋艦と駆逐艦は戦場を選ばないですしね。数的主力でもありますしー」
シャル「第2次世界大戦以降なら、ミサイル駆逐艦やイージス駆逐艦として海の主役となっていますしね」
夕立「数的主力な汎用性のある駆逐艦!みんなも好きになってくださいね!!」
シャル「ちなみにこの作品に出てくる駆逐艦は今のところ、こちらの夕立、特Ⅱ型の綾波、陽炎型の雪風、キャノン級のエルドリッジ、ベンソン級DD-459ラフィー、後シークレット一人となってまーす」
シャル「このシークレットは分かる人はすでに分かっているのでは?」
□軽とか重とかある巡洋艦とは?
夕立「出た……」
シャル「出たか……」
夕立「めっちゃ定義が時代によっては広すぎるヤーツ」
シャル「……強いていうのなら、遠洋航行能力と速力のある船に攻撃力を持たせた、というのが……広義で言えば巡洋艦の定義でしょうね」
夕立「歴史は古い巡洋艦ですけど、まぁ我々第2次大戦の頃の艦名ですし、しいてその頃の基準で言えば……」
シャル「まぁ前述の通りで」
夕立「それで、軽巡洋艦と重巡洋艦の違いですが、一瞬名前から排水量の違いとよく勘違いされますが……」
シャル「実は、この艦種は例のワシントン海軍軍縮条約により定義された分け方であり、
その基準は排水量というよりは、砲の口径が6.1インチ……大体15.5センチ以下か以上かで分けています」
夕立「当然、排水量が大きい軽巡もいますし、書類上は軽巡洋艦なんですけど、条約失効したら重巡洋艦になることを見越した艦もいました……最上型とか」
シャル「……面倒な分類ですが、まぁ私やフッドの巡洋戦艦よりはマシですね。
優れた速力と長距離の航行能力を持った戦闘艦、それが巡洋艦であり、砲の口径が15.5センチ口径以下が軽巡洋艦、それ以上が重巡洋艦という分け方になります」
夕立「ちなみに、これまで登場したフリートレスでは、
シャル「重巡のあだ名が酷すぎる……」
夕立「オイゲンさんに関しては司令官がすみません」
□巡洋戦艦って何さ?
シャル「くたばれ、ブリカス海軍大将ジョン・アーバスノット・フィッシャー」
夕立「早速な上にもう死んでるじゃないですか!」
シャル「アイツのせいで妹のグナイゼナウも巡戦扱いゆえに」
夕立「仕方ないですって……そもそもこの艦種自体、フォースの英国面の産物ですし」
シャル「そもそもこの巡洋戦艦という言い方を生み出した日本語も悪です。
元々この艦種は「Battle Cruiser」あるいは私の母語で「Schlachtkreuzer」、
要するに『戦闘巡洋艦』あるいは『大型巡洋艦』と言うべきなのに……」
夕立「戦艦の火力、巡洋艦なみの速力、防御を犠牲にして軽くした巨大な船体に大馬力の機関……
いや装甲減らす必要あるのですか?」
シャル「仕方ないです。初登場は第一次世界大戦よりも前。
そのころはそれ以外で速力を上げられる方法はありませんでした……装甲も分厚い『高速戦艦』の時代は第二次世界大戦の頃です」
夕立「ちなみに、この薄さと不注意のせいで、伝説の海戦『ユトランド海戦』では英国ことクイーンダム側の巡洋戦艦は次々酷いダメージ受けたりもしてたり」
シャル「あれは貴重な巡戦同士の戦いですし、両軍いい経験にはなったのですがね……
ただ攻撃を優先するあまりただでさえ薄い巡洋戦艦で弾薬庫開けっ放しで戦うのはどうかと……まぁ我々負けましたが?」
夕立「ちなみに登場フリートレスで巡洋戦艦の扱いなのは、シャルンホルストさんと、クイーンダムのフッドさんですね」
シャル「異議あり。もっと巡洋戦艦にふさわしい艦がいるのにそっちが戦艦扱いとは」
夕立「まぁまぁ……金剛さんはあれで大改修の末にですし」
シャル「納得行かない……」
□戦艦が簡単に沈むか!!
夕立「いよいよ戦艦ですよ、戦艦!!」
シャル「戦艦……英語では『Battle Ship』……!その巨大な火砲と堅牢な装甲を持って、海の上に浮かぶあらゆる敵を砕く最強の艦……!」
夕立「航空機の性能が上がるまでは、海の上の戦いにおいて主力として大海原を駆け巡っていたんですよね!」
シャル「当時は戦艦は各国の顔として、最新技術と体量のお金を持って建造されていました。
戦艦こそ、各国の海軍の誇りだった……!」
夕立「何より、役割のせいでとても大きな艦になりますからね……」
シャル「超ド級、そしてド級の言葉の元になった大型の戦艦である『ドレッドノート』の時代で160m越えの巨大なサイズですから。
もっとも、本来は船体のサイズではなく、
戦艦の最大の特徴である主砲の口径のサイズの大きさが、ドレッドノートを超えるが故に『超ド級』と言われていたのですが……」
夕立「ドレッドノートが30.5cm砲が10問……ひぇっ!!」
シャル「ちなみに私の砲の口径は28.3cm54.5口径。
船体のサイズは235.4mと、充分ド級戦艦ですね」
夕立「駆逐艦じゃあサイズ負けだぁ……
おっと、サイズで言えば、私の国の最強の戦艦である大和さんは誰にも負けませんよ!」
シャル「砲も全長も世界最大級にして最後の時代の戦艦なら当然でしょう」
夕立「何より、あの言葉が似合う」
シャル「まさか……!」
夕立&シャル「「戦艦が簡単に沈むか!!」」
夕立「妹の武蔵さんが有名ですが、大和さんも最後の沖縄での集中砲火を受けて、2時間沈んでないのは異常ですからね」
シャル「戦艦はとにかく沈みにくい印象を受けるけれども、大和さんと我が方のビスマルクはとにかく沈まなかった戦艦としては有名で」
夕立「逆に簡単に沈んじゃった戦艦も多いですけど、大半は運が悪かったとか……慢心、ですしね」
シャル「慢心は、いけない」
夕立「ちなみに登場フリートレスで戦艦に部類するのは、大和さん、金剛さん、クイーンダムのプリンス・オブ・ウェールズさん、ですね」
シャル「だからなぜ元巡洋戦艦の金剛が戦艦扱いに」
夕立「じゃあ次行きましょうかー!!」
シャル「話を逸らすな!!」
□航空機のママ艦
夕立「航空機母艦、略して空母」
シャル「英語だと『Aircraft Carrier』ですね。なぜドイツ語圏の私が英語を解説しなければ……」
夕立「まぁまぁ。
ともかく、航空機を運ぶための艦ですね、空母は」
シャル「それだけ、と思う人間も多いでしょうが、航空機は皆が考える以上に脅威であり強い存在です」
夕立「上で言った戦艦も、航空機の高性能化によって段々と海の主役を奪われてますしね。
プリンス・オブ・ウェールズさんは、我が方の航空機で落とされてますし」
シャル「そんな恐ろしい空の悪魔を運ぶ、海に突然現れる『飛行場』。
恐ろしくないはずがないですね」
夕立「空母自体は自衛の武器以外は全て航空機を運ぶために出来たような物ですが、その運ぶものが強力なのが空母なのです」
シャル「現代では駆逐艦と並んで残っている艦のジャンルですから……今はもっと強力な航空機を飛ばしていますし」
夕立「登場フリートレスだと、瑞鶴さんとエンタープライズさんがこの空母にあたります!」
シャル「我が方にもちゃんとした空母がいれば……計画しかなかったのが残念です」
□海のニンジャ
夕立「アイェェェェ!?ソナー感!ソナー感ナンデ!?」
シャル「海中。それは暗黒の世界。海の上を航行する我々にとって唯一の死角にして弱点」
夕立「そんな海の下からアンブッシュ=ジツしてくるのが潜水艦!実際怖い!」
シャル「『Submarine』こと潜水艦は、限定的な時間ながら海の中を航行し、死角から魚雷を撃ち込む恐ろしい艦です。
とくに、我が方の潜水艦部隊である『Uボート』は、大西洋を恐怖に陥れた活躍をしてくれました」
夕立「ゲルマン忍者だ……!」
シャル「ただし、そんな相手に警戒しないというのもおかしな話で、各国は駆逐艦に音波探針装置、つまりはソナーと、海の中を攻撃するための爆雷を使うようになりました」
夕立「ドーモ、潜水艦=サン。サブマリンデストロイヤーです。ハイクを読め、カイシャクしてやる。
イヤーッ!!」
(爆雷ぽいー♪
伊8「グワー!!」
U-99「サヨナラ」
夕立&シャル「「本当にいたぁ!?!」」
□締めですね
夕立「そんな訳で、騒がしいですが登場艦の種類についてあれこれやってきました!」
シャル「これで分かって貰えるのか疑問ですが……」
夕立「詳しくは、ググれ!!」
シャル「えぇ……?」
夕立「でも思ったより色々な艦艇がいるんですよね。
他にも砲艦とかモニター艦とか……とにかく色々あったりして、分類が大変です」
シャル「まぁ、兵器の体系などそういうものですし」
夕立「ですかね……おっともう時間ですね!」
シャル「やっと終わったという感じで」
夕立「それじゃあ皆さん、ここからも本編をお楽しみに!!
たまにこのコーナーもやってきますからね!」
シャル「次は別の人を呼んでくださいね」
夕立「それじゃあ、」
シャル「また本編で」
夕立&シャル「「さようなら〜!」」
***
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