俺に興味がない3人が許嫁なのがおかしい件について

瓢水カケル

第1話 彼女との出会いが凄すぎる件について




 夜の散歩が好きな俺は、いつもどおり1時間近くぶらついていた。

 そんな時だった。静かで誰もいない場所を歩いていたらとても良い香りがしてきた。

 食べ物ではないなく、とても美しい女性の香りがしたのだ。

 だが人の気配はなかった。この香りはなんなのかが気になりその匂いを探るように歩き匂いの元にたどり着いた。

 そこには身長は低くて髪はショートヘア髪色は白くてとても美しかった。

 俺がその人を木に隠れながら見ていた。彼女は、微笑みながら星空を見て一言だけ言った。

 「早く彼と話したい」

 その言葉を言った瞬間風が起きて目を数秒つぶっていた瞬間彼女はいなかった。

 一体なんだっただろうと思いながら時計を見たらもう、夜十時だったので急いで家に帰った後すぐに寝た。

 翌日寝ると早いもので、朝の八時だった。

 起きていると時は、時間が経つの遅いのに、寝てる時は時間経つの早いだよな。

 そんなこと思いながら学校行く準備をした。

 準備終わったから学校に行きますか。

 家を出て学校に向かっていた時、友達の谷 雄二たに ゆうじと出会った。いつも通りの挨拶をした。

 「おはよう、賢」

 「おはよう、雄二」

 俺のたった一人の友達だ。あ、そうそう忘れてたわ。

 俺の名は坂木 賢さかき けんって言う名前だ。

 高校二年生で、彼女なし、帰宅部。この高校生なのにも関わらず青春何一つしていない。 

 それに比べて俺の友達、雄二は彼女あり、部活はバスケという青春しまくっている主人公的な存在なのだが。

 俺にも何か一つぐらいあってもいいんじゃないすかね。

 そんなことを思いながら生活している。

 紹介している間に学校につき、靴を履いていると朝からうるさい声がするなと思っていたら俺の幼馴染みの彼女の声だった。

 紹介軽くする、|七瀬 くるみ 部活は、雄二と同じでバスケ部。

 走りながら俺と雄二のところに来た。

 「おはおは、雄二 賢ちゃん」

 意味がわからない挨拶をしてきたが、とりあえず挨拶はした。

 「おはよう、くるみ」

 雄二と俺は挨拶したらくるみが不機嫌そうな顔をして俺に睨んできた。

 「な、なんだよ」

 「賢ちゃんさ、そんな変な顔で挨拶されても気持ちよくないよ」

 「は?何言ってるんだお前は、だいたい変な顔ってなんだよ」

 そんな感じでもめてたら雄二が止にきた。

 「まあまあ落ち着けよ、くるみ、賢」

 優しく止めにきた雄二を見てくるみは、デレデレしながら雄二に近ずいた。

 「賢ちゃんが」

 「でも、いつもあんな感じだろ?賢なんて」

 あんな感じだと?ふざけやがって俺がいつも変顔してると言いたいのかよふざけやがって。

 「雄二」

 キレそうな顔をしながら言いたいことを言った。

 「朝から二人して俺の顔をバカにしやがって、しばらくお前らと口きかん」

 それを言った時二人は、驚いた顔をして何か焦っている感じだった。

 だが俺にはそんなことを気にせず一人で教室へ向かった。

 その後朝のホームルームで先生の話が始まった。

 「今日は転校性を紹介する、入っていいぞ」

 転校生か、こんなシチュエーションでは、可愛い女の子が来ると決まっている。

 そんなこと思って目をつぶってドキドキしていた。

 クラスの全員はとても騒がしかったからこれはきたと思いながら目をゆっくりと開けた。

 そこに立っていた女子は、昨日の夜見かけた彼女だったのだ。

 ま、まじかよそんなラブコメみたいな展開あるのかよ。

 そんなことを思いながらゆっくりと彼女のすみずむまでみた。

 やはり美人だった。身長の低く、ショートヘアで白髪で匂いの香りも良い。

 完全にあの子だった。

 先生が彼女に一言言った。

 「自己紹介を軽く言ってくれ」

 そう言うと彼女は一言だけ言った。

 「さくら まな」

 自分の名前だけ言った。確かに軽く自己紹介とは言ったが、まさか名前だけだと思っていなかっただろう。

 先生は驚きを隠せなかった。

 先生は一言言った。

 「えーと、確かに軽くと言ったけど軽すぎるかな、もう少し言っても良いんだよ?」

 先生がそう言うとクラスのみんなも頷いた。

 桜 まなはため息をした。

 「私は、友達を作るために来たわけではありません。」

 俺は、すごく悲しみ、驚いた。なぜなら俺はさっきまでラブコメだと思っていたのだから。

 俺の考えは、このまま普通の自己紹介して、俺の隣の席になるのが流れだと思っていたのだから。

 ちなみにお決まり席の窓側の後ろの席だ。そして隣に空いている謎の席。

 ここまで完璧なのに、相手の方から友達を作りませんと断言した。

 先生は戸惑いながらも落ち着いて席の場所を言った。

 「えーと、桜さんは、後ろの坂木の隣の席に座ってね」

 そう言うと、桜まなはこっちにきた。

 隣の席だからとても緊張している俺だったが、そんなことを忘れさせてくれる良い香りこの香りは髪の香りなのかと少し興奮した。

決してやましい事を考えているわけではない。

 それに気付いたのか知らないが、こっちを見てきた。

 あ、一様挨拶はしないとなと思い話しかけた。

 「俺の名前は」

 名前を言おうとしたその時だった。

 「知っているわ、坂木 賢」

 そう言われた俺は驚いどころじゃなかった。

 なぜ俺の名前を知っているのかと。

 「なんで、俺の名前を知っているんだ?」

 そう問うと彼女は少し微笑んだ、昨日星空を見なが微笑んでた顔と同じだように。

 そんなことを聞いた時衝撃の一言がでた。

 「そりゃあ、だって私と君は結婚するんですもの」

 小さな声でそう言われた。

 俺は一瞬時が止まり思考ができなくなっていた。

 とりあえず何か言わないといけないと思いとっさに出た言葉は、「え」だった。

 「許婚なのよ私たち」

 そんなことはあり得ない。

何故かというと二つ言えることがある。

一つ 俺は昨日見たことしかない。

二つ 俺にはもう許嫁がいるのだ。

その許嫁とは七瀬 くるみのことだ。

                               

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