腕の中にキミ [147文字]

 目を瞑っていたって

 ゴールに吸い込まれる

 バスケットボールは

 また僕の手の中に

 何度も何度も繰り返し

 君の口から語られる終末論は

 ノストラダムスの予言よりも

 不確かで不安定

 もっと上手く僕を騙してよ

 君が僕の元から去るとしても

 伸ばした手が掴めるのは

 このコートよりも狭い世界

 零れそうな涙を拭うのだって

 精一杯なんだよ




お題:終末論・バスケットボール・涙

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