君の見つけた小さな物語

紫宮ゆくろ

第1話 俺の恋人

こんにちは僕はゆくろ。

まず1人目の人のお話をしよう!

えっと…なになに?


俺には愛してやまない恋人が居る

その恋人は肌が白く髪が長くとても細い綺麗な人。

冬でもぶかぶかの服をTシャツを着て無防備に部屋で寝ていた。そんな所も愛おしい

でも部屋で無防備に寝ているから、人に見られるからといつも怒ってた。

俺の愛おしい恋人のそんな姿を他の人に見せたくないから。


疲れて帰って恋人を抱き締め服を脱ぎさって抱いた。抱いたあとは必ず恋人は煙草を吸った。せっかく付けた俺の匂いが消えそうでそれが嫌だから煙草を隠していたんだ。

なんでそんなもん吸うのと聞いたら口寂しいからと答える恋人を見て俺がそんなもの満たしてやるよと言わんばかりに接吻した。


恋人は海が好きだ。いつか海に溶け込んでしまいたい、そう言ってた。

海に引きずり込まれそうで怖かったから、いつ連れて行かれそうになっても守れるようにと必ず外出る時は手を繋いだ。


その恋人は今目の前の写真の中に居る。

仏壇に飾られた長い髪で真っ白な肌で見た目は可愛いのに男声でそんな所も愛していた恋人。



俺は愛してやまない恋人が居た。






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